バウアーのNPB復帰あるのか 戻るなら本命は古巣DeNA、FAの動向次第で“他球団”動く可能性も
「在籍時には何かとお騒がせな面もあったが、投手としての実力は誰もが認めている。勝負への執着心を高めることのできる存在であり、悲願のリーグ制覇と日本一連覇への大きな戦力になるのは間違いない」(DeNA関係者) DeNAでプレーした昨年は19試合に登板して10勝4敗、防御率2.76と投手陣の柱となった。バウアー自身のメジャー復帰への思いがあって退団したが1年経って状況は変化した。獲得に動くならDeNAは相応の額を提示をすることが予想され、NPB復帰となれば“本命”なのは間違いなさそうだ。 「バウアーとDeNAは良い関係性を維持していることもあり、他球団からよほどの高額オファーがない限り古巣復帰の可能性は高い。DeNAは日本一になったことで収益が大幅アップしたのに加え、今オフには外国人選手2人を自由契約にするなど獲得資金も準備できている」(スポーツマネージメント会社関係者) DeNAは今シーズン観客動員数が235万人を超えるなど球団経営も好調。セットアッパーとして活躍したウェンデルケン、日本シリーズで勝負強さを見せた野手フォードの2人と再契約を結ばなかったのも、「バウアー獲得への布石では……」と言われる。 DeNA復帰が濃厚と見られるが、ここへ来て「ソフトバンクからFA宣言した石川柊太の動向次第で、バウアー獲得に動く球団が増えるはず」(在京球団編成担当者)という意見もある。 「(石川には)FA残留を認める方針のソフトバンク、菅野智之のメジャー挑戦で先発右腕補強が必要な巨人、今季は低迷(パ・リーグ5位)したオリックスは可能性がある。3球団とも資金力は豊富であり、石川を逃した場合はバウアー獲得に名乗りを上げると見られる」(在京球団編成担当者) ソフトバンクは毎年のように潤沢な補強資金を使うことで有名。巨人は阪神からFA宣言した大山悠輔(結果的に残留)の獲得資金に用意した40億円とも言われる予算がある。オリックスも山本由伸(ドジャース)がポスティング移籍した際の譲渡金が残っていると言われる。