ポルシェ、名門マンタイ・レーシングの名を冠したパフォーマンスキットを販売開始。サーキット走行性能が向上
ポルシェジャパンは10月5日、マンタイ・レーシングの名を冠した『ポルシェマンタイパフォーマンスキット』の国内販売開始を発表した。対象車両は、718ケイマンGT4、718ケイマンGT4 RS、911 GT3、911 GT3ツーリング(911は992前期型)のGTモデル4車種となる。 【写真】マンタイパフォーマンスキットを装着したポルシェ911 GT3のリヤビュー ポルシェマンタイパフォーマンスキットは、ポルシェ車の性能を最適化し、サーキットでの走行性能を向上させるアップグレードキット。キット名に入れられたマンタイとは、モータースポーツでポルシェとともに多くの耐久レースなどでタイトルを獲得してきた名門マンタイ・レーシングのことだ。 過去四半世紀にわたってドイツ・ニュルブルクリンクの耐久レースで通算54勝を挙げているマンタイは、ポルシェ911 GT3 Rで参戦した2024年のWEC世界耐久選手権ではLMGT3クラスの初年度チャンピオンに輝くなど、現在もポルシェとの成功を築いている。 今回販売が開始されたマンタイパフォーマンスキットは、マンタイ・レーシングがレースで蓄積してきた専門的な知識と技術をGTモデルに採用することで、ポルシェ車の走行性能をさらにアップグレードさせるもの。 外観は、フロントに大型リップスポイラーとサイドフラップを装備し、フロントアクスルのダウンフォース増加を図り、リヤウイングはよりワイド化が施され、ティアオフエッジと呼ばれるガーニーフラップが装備された。 マンタイロゴが特徴的なエンドプレートも拡大され、ウイングの迎え角も大きくなった。また、リヤディフューザーのフィンも延長されカーボンファイバーを採用。同じくカーボンファイバー製のリヤホイール・エアロディスクも空力効率を高める。 オプションには軽量ホイールセットやレーシングブレーキパッド、牽引ループのトーフックなどを揃えたマンタイパフォーマンスキットは、トレーニングを受けた対象のポルシェ正規販売店で受注がスタートしている。 販売開始にあわせて、千葉県木更津市のポルシェ・エクスペリエンスセンター東京では、マンタイパフォーマンスキットを装着した911 GT3のドライビングプログラム『マンタイパフォーマンスプログラム』の予約受付が10月8日(火)より開始される。このプログラムでは、マンタイパフォーマンスキット装備による走行性能の向上を2.1kmのクローズドコースで試乗可能とのこと。 ポルシェマンタイパフォーマンスキットおよび、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京でのドライビングプログラムの詳細については、以下の公式ホームページを確認してほしい。 ・マンタイパフォーマンスキット:https://www.porsche.co.jp/service/accessories/manthey-racing-parts/ ・ドライビングプログラム:https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp/pages/47 [オートスポーツweb 2024年10月08日]