台風21号が台湾東部に上陸 東部と北部一帯で洪水が発生
台北、台湾、11月1日 (AP) ― フィリピン北部を通過した非常に強い台風21号(コンレイ)は10月31日、台湾に上陸、東部と北部一帯で洪水が発生し、これまでに1人の死亡が確認されている。 台風の影響で空の便と鉄道は完全にストップ。8600人が各地の避難所へ退避を余儀なくされている。 台風は台湾東南部の台東市を通過中で、中心付近の最大風速は50.9メートル、最大瞬間風速は63メートル。 東部の宜蘭市と花蓮市は大雨で洪水が発生しているが、農村部では暴風雨による被害を予想して、すでに農作物を取り入れていた。 当局は10月31日、1人が倒木で死亡、73人が重軽傷を負ったと発表。 首都台北は強風と豪雨に見舞われ、市内の大部分が臨時休業に追い込まれ、全島でオフィスや学校が閉鎖された。 (日本語翻訳・編集 アフロ)