これぞ「大阪の情」やわ!元禄時代から続く人形浄瑠璃文楽に浸る
BUNRAKUを観に大阪へ
先頃、9月末から10月に行われた文楽アメリカ公演のチケットは、公演前に全てソールドアウト。ロサンゼルス公演では、スタンディングオベーションが起こった。 国立文楽劇場でも、最近は観客の1~2割が外国人客、特に夜の部は海外からの観光客が多いのだそうだ。 言葉の意味は分からなくても太夫の語りを「音楽」として楽しむ人、人形振りに興味を持つ人、三味線の音色をグレイトと賞賛する人など、人によって様々な楽しみ方ができる文楽。オペラやミュージカル同様、世界共通の普遍性を持つエンターテインメントではなかろうか。 今月11月は、国立文楽劇場開場40周年記念として『仮名手本忠臣蔵』を、大序から七段目までを二部に分け、通しで上演する。また第2部では、狂言の名作を取り入れた『靭猿(うつぼざる)』も上演される。「大坂の文化」を伝える文楽を観にぜひ、大阪へ来ていただきたい。 **************************** 国立文楽劇場 〒542-0073 大阪市中央区日本橋1丁目12-10 電話 06-6212-2531(代表) https://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/
関真弓