16日でJRAは創設70周年 同じく“70歳”を迎える調教師は何名いる?
今週末は3日間開催となっているが、最終日の16日(月)は日本中央競馬会の創設70周年にあたる。JRAは競馬の健全な発展を図り、馬の改良繁殖やその他畜産振興に寄与することを目的として、1954年のこの日に設立された。今年同じく“70歳”を迎える現役調教師は音無秀孝師、鮫島一歩師、木原一良師、宗像義忠師、藤沢則雄師、石毛善彦師の6名。名伯楽たちが積み上げてきた実績と、創設記念日である16日の出走予定馬を見ていきたい。 【写真】メンコも懐かしい! オレハマッテルゼこれまでの軌跡 ■音無秀孝師 54年6月10日生まれ。開業は95年。JRAで982勝を挙げており、大台も間近に迫る。06年高松宮記念のオレハマッテルゼを皮切りに、ミッキーアイルやクリソライトなどでJRAGI・14勝。16日は長良川特別のホウオウセイメイなど、3頭が出走する。 ・16日の出走馬 中京2R 2歳未勝利 スマートシエラ 中京6R 3歳上1勝クラス サンライズプルート 中京9R 長良川特別 ホウオウセイメイ ■鮫島一歩師 54年4月12日生まれ。00年に厩舎開業を迎え、JRA通算588勝を飾っている。17年のエリザベス女王杯を制したモズカッチャン、芝短距離で活躍したリトルゲルダやパドトロワなどでJRA重賞32勝。16日には1頭が出走を予定している。 ・16日の出走予定馬 中京10R 桑名特別 スプリングノヴァ ■木原一良師 54年4月25日生まれ。99年に厩舎を開業、これまでにJRA通算348勝を挙げている。芝中距離で活躍したナリタクリスタル、ダートで存在感を示したテイエムジンソクらを管理し重賞11勝。JRAアニバーサリーSにも、ナリタフォルテを出走させる。 ・16日の出走予定馬 中山1R 3歳上障害未勝利 ソルトロング 中京11R JRAアニバーサリーS ナリタフォルテ ■宗像義忠師 54年7月26日生まれ。93年に厩舎を開いた。JRAでは通算670勝。一昨年の高松宮記念をナランフレグで勝ち、開業から30年目にして初のGIタイトルを手にした。ほかにもバランスオブゲームやフェイムゲームを管理。16日は3頭の出走を予定している。 ・16日の出走予定馬 中山1R 3歳上障害未勝利 ピンポイントドロー 中山8R 3歳上1勝クラス ヒットアンドロール 中山9R 館山特別 トーセンクライスト ■藤沢則雄師 54年8月19日生まれ。厩舎開業は99年。今年6月にはJRA通算300勝を達成した。04年の京都大賞典をナリタセンチュリーで制すと、ダートで活躍したシルクフォーチュン、小倉2歳S覇者のオーミアリスなどで重賞8勝。16日の出走馬はいない。 ■石毛善彦師 54年11月9日生まれ。95年に厩舎開業した。22年のアイビスSDにおいて、ビリーバーで初タイトルを獲得。これまでJRA通算249勝を挙げている。ほかには94年の帝王賞を制したスタビライザーなどを管理。16日の出走予定馬は無し。