ライジングゼファーフクオカ谷口光貴選手&加藤寿一選手インタビュー<地域と共に創る未来>【バスケ】
――今後の活動について、やりたいことがあったら教えて下さい。 谷口)まずは「3Pシュート ワクチンショット」を続けることと、それ以外では子供たちが伸び伸びといろいろなことにチャレンジできるような環境作りをできたらと思っています。僕にも2人子供がいて、まだ小さいのですが、どうすれば自分たちのやりたいことにチャレンジできるのか、主体性を持って取り組めるような子たちに育ってくれるかというのを、色々と考えながら過ごしています。 ――子供たちにはどんなメッセージを伝えたいですか? 谷口)自分でしっかりと考えて行動してほしいというのは伝えています。周りの意見に同調するだけでなく、自分の好きなことにどんどんチャレンジして、たくさん失敗して学んで次に繋げてほしいですね。
加藤寿一選手インタビュー 児童養護施設訪問と新たな計画「一つのきっかけになってくれたらうれしい」
――児童養護施設には定期的に訪問されているそうですね。 加藤)僕がクラブに入った(2023年)6月からです。時間が作れれば行くという感じで訪問していました。元々子供たちと交流することが好きというのもあります。一緒にバスケをして遊んだり、試合を見てもらってお話したりと、一番思い入れを持っています。施設も多くの場所があるので1か所に1回ずつという感じで、6月で一回りできたという感じです。オフシーズンには個人的に、知り合いの児童養護施設を訪問していました。本当に色々な子がいて、触れ合い方もそれぞれだなと感じていて、それも一つの勉強、自身の学びだと思っています。
加藤)単純に身長が大きい人(加藤選手は192cm)が来たというのを見て、すぐに「おんぶして」とか「抱っこして」と来てくれるので、こちらが緊張する暇もないくらいですね(笑) 僕としては子供と同じ目線に立つというところを大事にしています。気持ちの面でしっかり合わせることを大切に考えていて、キャラクターなど好きなものがわかったら、そこから話を広げてという感じでコミュニケーションを取っています。 ――同じ目線で興味あることってやってく中で、子供たちの表情も変わるわけですね。 加藤)そうですね。好きなことをたくさん話すことで、表情も柔らかくなりますし、笑顔も増えます。例えば仮面ライダーを好きな子がいた時には僕が怪獣役になって、仮面ライダーごっこをしました。「変身してみせて!」と声をかけると、笑顔でやってくれますよ。ちなみに最後は僕がちゃんとやられました(笑) あとは、僕が腕を前に出して、どこまで高くジャンプできるかといったようなことをやったりしていますね。 ――話を伺う限り、加藤選手もエネルギーを受け取っている感じですね。 加藤)子供たちと触れ合う時は僕も心の底から楽しんでやっています。その子供たちが試合観戦に来てくれると、“あの子たちのためにも頑張ろう”と、エネルギーになりますね。