【スパイス市場2022】内食長期化による「本格」「簡便」調理ニーズとらえ成長
スパイス市場は消費者の本格調理志向と簡便志向の両方をとらえ、家庭用は着実に成長を続けている。一方で、業務・加工用は加工用で堅調な推移を続けているものの、外食向けなどの業務用では新型コロナウイルス拡大の長期化の影響を受け厳しい状況が続く。総じて市場は拡大基調にあるといえるが、主要スパイスの一部が天候不順による生育不足や各種コスト増、為替要因などでこれまでにない高値となっている。業務・加工用ではすでに値上げの動きが進んでいる。拡大傾向が続く家庭用スパイス市場だが、原料高騰の影響にどのように対応していくかが今後のさらなる成長に向け、課題となりつつある。
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日本食糧新聞社