【ペットが死んだら】亡骸はどう処分した?「8割が経験するペットの死」埋葬方法を種類別に、HugKumが独自調査
鳥、爬虫(はちゅう)類は「自宅の周辺に埋める」
現に、死んだペットが、鳥、爬虫(はちゅう)類、両生類、魚、および甲殻類など、一般に小型の生き物の場合、業者への発注が極端に減り、自宅周辺に埋めて対処する人が主流派になります。同時に、有機物のごみとして処分する人も上位に目立つようになります。 【設問】ペットが亡くなったとき、その亡骸をどのように処理しましたか(死んだペットが「鳥」と答えた回答者・複数回答可) 自宅の周辺に埋めた・・・97人 ペット用の埋葬業者に依頼した・・・5人 自宅から遠いところに埋めた・・・4人 有機物のごみとして処分した・・・1人 自分で焼却・散骨した・・・1人 その他・・・6人 【設問】ペットが亡くなったとき、その亡骸をどのように処理しましたか(死んだペットが「爬虫類・両生類」と答えた回答者・複数回答可) 自宅の周辺に埋めた・・・58人 有機物のごみとして処分した・・・4人 ペット用の埋葬業者に依頼した・・・3人 自宅から遠いところに埋めた・・・2人 自分で焼却・散骨した・・・1人 その他・・・5人 【設問】ペットが亡くなったとき、その亡骸をどのように処理しましたか(死んだペットが「魚・甲殻類」と答えた回答者・複数回答可) 自宅の周辺に埋めた・・・187人 有機物のごみとして処分した・・・31人 自宅から遠いところに埋めた・・・6人 自分で焼却・散骨した・・・3人 ペット用の埋葬業者に依頼した・・・1人 その他・・・15人 いずれにしても、生き物の最期の瞬間を粗略に扱わず、真心をもって弔っている飼い主の行動が読み取れます。
ペットの死から「命」について学ぶ
ペットの弔いの際、命のはかなさについて、何らかの感情を抱いた人が過半数を超えることも調査で分かりました。わが子がその場にいた場合、命について・死について、子どもと語り合ったと答える人も目立ちます。命や死との向き合い方・弔い方についての詳細は、識者にアドバイスしてもらった記事も公開していますが(リンクは記事末)、今回の調査でも、ペットの死を通じて親子でさまざまな会話をしている様子が明らかになっています。 ・短い命だったけれど夏の暑い日を頑張って生きたね、一緒に夏休みを楽しく過ごせたねと(子どもを)慰めました(女性・東京都) ・命の大切さを(子どもに)教えました(男性・東京都) ・命あるものはいつかなくなるんだと教えます(女性・鹿児島県) ・(ペットに対する)イタズラのお詫びを(親子で)手紙にしたためた(男性・岐阜県) ・「ペットはぬいぐるみとは違って生き物なのだから、いつか必ず死んでしまうときが来る。ペットを飼うときには、こういったことをしっかりと頭に入れておかなければいけない」というようなことを話した(女性・埼玉県) ・一生懸命生きたけど星になって天国に行ってしまったよ。いつもママと一緒にお世話してくれてありがとう(と伝えた)(女性・静岡県) ・天国へいったんだよ(と伝えた)(女性・山形県) ※ かっこは筆者補足
ペットとの生活は、最期の瞬間も含め、楽しい時間ばかりではありません。しかし、人間よりも寿命の短い生き物との生活を通じて、人生の一時期、何らかの特別な感情をペットと共有できると分かる調査結果になりました。今、家庭内でペットを飼おうか迷っている方もぜひ参考にしてみてください。 参考・ペットブームは頭打ち? – 経済産業省 ・2050年 世界人口の7割が都市住民へ – NISSEY ・国際情勢 2012年~2022年 日本の都市化率 – statista
文/坂本正敬