一番楽しいミッドエンジンスポーツカーはどれか?アウディR8?コルベット スティングレー?フェラーリ296?それともポルシェ ケイマン?
排気量6.2リッターのコルベットは最後の恐竜だ
自然吸気エンジンは、「コルベット」の6.2リッタースモールブロックを筆頭に、排気量は様々で、バラエティに富んでいる。このクルマは、これまでと同じように刷新された「C8」の中に残された最後の遺物なのだ。フラットプレーンクランクシャフトと4基のオーバーヘッドカムシャフトを備えた新型5.5リッターV8を搭載した「Z06」が登場する2023年まで、コルベットの伝統主義者が持ち続けることができる藁のような存在だ。 それまでは、オーバーヘッドバルブトレインとセンターボトムマウントのカムシャフトを持つメカニカルモンスターを楽しむことにしよう。ターボチャージャーを必要としないのに、きめ細かいレスポンスとリニアな特性で報いてくれるのは、他の3台の特徴でもあるのだ。そう、120度の高温のV字路に2つのターボチャージャーを持つスーパーチャージャー搭載のフェラーリでさえも。しかし、それについては後で詳しく説明する。
GTS 4.0によってポルシェは718シリーズに6気筒ボクサーを復活させた
車から車へ少し乱暴にジャンプして、ポルシェを詳しく見てみよう。ツッフェンハウゼンに本社を置くメーカーは、スポーツドライビング界のエンスージアストたちからの懇願に応え、「718」シリーズに6気筒ボクサーを復活させ、「GTS 4.0」を発表したのだった。 「ケイマン」は2016年に「718」の名を与えられて以来、ターボ付き4気筒ボクサー、排気量2.0リッターまたは2.5リッターと共存しなければならず、決して貧弱ではないものの、まったく異なるキャラクターを持っている。しかし、スポーツバージョンでは、ファンが工場の門に鎖でつないで絶望する前に、ようやくポルシェが理解を示してくれた。 6つのポットを持つ4リッターボクサー。これは「GT3」のエンジンではなく、400馬力、後に「GT4」で420馬力となるための似たようなバージョンだ。最初はカタカタとした音だが、高回転域になるにつれ、最高回転の7800rpmまで細かい鋸のような音に変化していく。