一番楽しいミッドエンジンスポーツカーはどれか?アウディR8?コルベット スティングレー?フェラーリ296?それともポルシェ ケイマン?
V10アウディは、ランボルギーニ・ウラカンよりも静か
V10にしては、アウディは意外とハマっている。もちろん、コルベットのような粗いゴロゴロ感からは程遠いが、兄弟車の「ランボルギーニ ウラカン」のような絶叫系の音色はない。「アウディ スポーツ」のサウンドデザイナーは、イタリア人の外向的なポーズを際立たせるために、より落ち着いたアプローチを採用した。もちろん、これも相対的なものだが。
フェラーリのコックピットは必要なものだけに絞られている
もう1台はイタリア製ミッドシップだ。フェラーリは、2つの世界の長所を兼ね備えている。必要なときはスペースシップ、可能なときはエモーション。インテリアもそうだ。新しいフェラーリのコックピットは、驚くほどデジタルで、必要なものだけに絞られている。中央のディスプレイはない。ドライバーはインストルメントパネルですべてを見ることができ、必要に応じてリアビューカメラも表示される。 また、助手席の真正面には、重要な情報を表示するための小型ディスプレイが設置されている。それ以外の操作系は、完全にドライバーに合わせたものになっている。3時、9時という完璧な位置から手を動かさずに操作できるものが多いのだ。ステアリングホイール自体は、機械的なボタン(ライト、ワイパー、ウインカー、マネッティーノ)とタッチサーフェスが混在している。後者には、スタートボタンも搭載されている。
ポルシェやアウディのコックピットはもっとクラシックな感じだ
イタリアのデジタルピンボールと完全に対をなしているのは、ドイツの2車である。なにしろ「ケイマン」は6年、ベーシックモデルは3年長く続いているのだから。 「アウディR8」の現行モデルは発売から7年が経過している。かつてインゴルシュタットの彼は、ドライバーに焦点を当てたコックピットデザインのパイオニアである。センターディスプレイはなく、すべて中央のインストルメントコントロールユニットを介してコントロールされ、クラシックなボタンだけが今も使われている。我々は、個人的には、この方が道路に目を向けたまま操作でき、快適だと感じている。 一方、ポルシェは、先代の「911」のスタイルで非常にクラシックなコックピットを備えている。もちろん、ここでもインフォテインメントは近代化されているが、「718」は明らかにピュアリストにとってベストチョイスである。何一つ気を散らすものがなく、すべてが本能的なのだ。