新型コロナ、114か国に感染者 WHO「パンデミックと判断」
世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルスが世界的に大流行していることを踏まえ、同ウイルスが「パンデミック(世界的大流行)に分類されるという判断に至った」と発表した。WHOによると、感染者は114か国に計11万8000人、死者も4291人に上っており、今後もさらに感染者数・感染者を抱える国が増えることが予想されることなどを理由に挙げている。
一方で、テドロスWHO事務局長は、「感染者数や影響を受けた国数だけで全体像をとらえることはできない。世界の症例数の9割以上が4つの国で報告されており、そのうち中国と韓国では報告数が減少しており、57か国では感染者の報告は10件以下だ」と説明。 また、コロナウイルスによるパンデミックは初めてだとしたうえで、「同時に、今回のようなコントロール(制御)可能なパンデミックも見たことがない」とも話した。