東北福祉大・堀越啓太、ヤクルト1位・中村直伝の直球で代表入りアピール DeNAスカウトも「エンジンが大きい」と高評価【野球・大学日本代表候補合宿】
野球の侍ジャパン大学日本代表候補の強化合宿は1日、松山市の坊っちゃんスタジアムで、状況を設定したケース打撃を行い、来秋ドラフト候補の東北福祉大の右腕、堀越啓太投手(3年・花咲徳栄)が登板。151キロをマークして打者6人を3奪三振ノーヒットで代表入りをアピールした。 今秋リーグ戦では抑えで活躍。この日は1死一、三塁などで勝負、最初の打者こそ四球だったがノーヒットに封じた。今夏は選考合宿参加にとどまり「紅白戦で手ごたえを感じていたので悔しかった。それが、この秋の結果につながっている」と力を込めた。最速は157キロで、トレーニング施設では164キロも計測した。今夏の選考合宿で愛工大の中村(ヤクルト1位指名)から、親指をずらす直球の握りを教わって球威がアップ。「変えてよかった。指先にかかるイメージになった」と話した。 中日、巨人などが視察し、DeNAの八馬スカウティングディレクターは「エンジンが大きい。上位候補でしょう」と高く評価した。 合宿では、青学大の中西、早大の伊藤らとも積極的に交流。「いいピッチャーはコントロールがいい。練習方法やマウンドでの考え方などを聞きました」。課題の制球力を磨いて来年の代表入り、そしてドラフト1位指名を目指す。
中日スポーツ