【Black Combat】ありえない……3度のローブロー、計30分以上の中断も試合続行の大原樹理が判定負けで王座陥落。メインで右ハイTKO負けの木下カラテのケージ上敗者インタビューも
◆山本聖悟は左フック、サッカーキックのコンボに初回TKO負け「「敗者にマイクは無いはず。何も言うことはない」
▼Black Combatバンタム級王座決定戦 5分3R 〇キム・ジェウン(韓国)“投身” [1R 3分07秒 TKO] ※左フック→サッカーキック→鉄槌 ×山本聖悟(フリー)“ロックリー” ※ジェウンがバンタム級王者に キム・ジェウンはMMA14勝8敗。ONE Championshipでマーティン・ニューイェン、ケビン・ベリンゴンにKO勝ちの戦績を持つストライカーだ。2023年1月に佐藤将光に判定負けし、8月にジョン・リネカーに3R TKO負けでONEを離れ、2024年9月に『Black Combat 12』参戦。パク・サンジュンにボデイロックテイクダウンしバックマウントからのパウンドで3R TKO勝ちしている。 2019年にROAD FC 2019 KO AWARDに選出された山本は、2023年2月にBLACK COMBAT初参戦。キム・ジョンフンに2R TKO負けも、以降はイ・ソンウォン、 イ・ソンチョル、パク・ソンジュン相手に3連勝。2024年11月の前戦『 RIZIN LANDMARK 10』ではアラン“ヒロ”ヤマニハに2R リアネイキドチョークで一本負けを喫した。前日計量では、これまで舌戦を仕掛け続けてきたジェウンと山本が火花を散らしている。 コールに中央に歩み、ジェウンに中指を突き立てた山本。ジェウンはフィストバンプにはつきあわず。 1R、ともにオーソドックス構え。中央を取るジェウンの左に跳びヒザを狙う山本。左ジャブ。追うジェウンはワンツーの右を伸ばす。右にまたもヒザを狙う山本。ジェウンは右から左の飛び込みで、山本がダウン! 金網背に立ち上がり、スタンドへ戻す。 右カーフのジェウン、山本は跳びヒザ。ジェウンは右から左フック。ジャブをヒット。山本も右カーフを返すと、前進に前手がアイポークに。再開。 右から左の蹴りの山本にまたも左を当てるジェウン! 山本は左が見えていないか。再び左フックを当てて金網まで詰めて左ハイのジェウンは、またも近い距離で左フックを当ててダウンした山本にサッカーキック! 頭を抱えてうずくまる山本に鉄槌連打で、レフェリーが間に入った。 試合後、ジェウンは「死ぬかと思った、チームメイトがいなければできなかった」とコメント。TKO負けした山本にもマイクが渡され、「敗者にマイクは無いので何も言うことはないです。終わり」と語り、ケージを降りた。