検索強化で導線の確保、質の高いコンテンツ作り――トヨクモが取り組む「リードを獲得しない広告戦略」とは【BtoB事例】
これは良質なコンテンツ制作の話にも通じることですが、お客さまが入力する検索ワードを把握して、その検索意図に合ったコンテンツを作り、広告でも検索してくれたユーザーにしっかり届けることが重要です。
検索連動型広告では、検索ワードに合ったページを設定するのとしないのとでは、成果に大きな違いが出ます。しかし、すべての検索ワードに合ったページを作成するには手間も費用もかかります。
たとえば、月に数回しか検索されないようなワードに合ったページを作っても、費用対効果が見合わないケースも出てきますよね。 けれど「kintone連携サービス」の場合、よく広告で使用されるようなLPはなくてもコンテンツが充実しているので、一般ワードのLPにコンテンツページを設定することで、より適切な流入導線を作れていると感じています。 このような施策はまだ数か月しか行っていませんが、良質なコンテンツであることを裏付けるように、コンテンツへ流入したユーザーが、そのページ内にあるCTA(コール・トゥ・アクション=他ページへのリンクボタン)をクリックして、資料請求などにつながっています。検索連動型広告とディスプレイ広告の両輪で運用していますが、検索広告からはゴールポイントにも貢献し始めています。
「安否確認サービス2」の場合、キーワードの広がりのような、核をついた関連キーワードがあまりない印象です。もちろん、そのなかでもいかに適切なキーワードを見つけてそれを攻略していくのがとても重要だと感じています。
一般ワードはブランドワードと異なり、1回ページに訪れてそのままコンバージョンにつながることは少ない傾向です。そのため、最終的にはブランドワードでコンバージョンしたとしても、その起点を作れるようにしていかなければならないと思っています。
また、信頼性の高いチャネルでの接触を促すことはかなり重要なポイントですので、その要素、アシストの部分を検索連動型広告でも作っていけたらと。