検索強化で導線の確保、質の高いコンテンツ作り――トヨクモが取り組む「リードを獲得しない広告戦略」とは【BtoB事例】
現在、社内でも他部署とのコミュニケーションをとるようにしていて、いわゆるワンチーム、部署ごとの目標達成ではなく会社全体での計画の達成、事業の成長をしっかりと考えるようになってきています。そこにアユダンテさんも入っていますし、これからもお互いに情報を共有しながら同じ方向を見ていきたいですね。 同感です。しっかりと会話しながら、トヨクモの事業目標を達成できる一助になれるよう、頑張りたいと思います。
インタビューを終えて、広告運用者の視点から考えること
リード(顧客情報)に執着せず、自社サービスやコンテンツの質に重きを置いているトヨクモ。新しい戦略はサービスによって成果の差はあれど、ネガティブに捉えることなくブラッシュアップしていくことを考えています。また、顧客中心のお話をしていたことがとても印象深く残っています。 今後、Webの運用型広告は、従来通りに計測できないと想定されています。広告の成果・指標も、過去と比較した良し悪しの判断が難しくなります。そうなると、広告だけの成果ではなく「サイト」「サービス」「企業」という単位でビジネスの成長をしっかりと追う必要があると、私は考えています。 機械学習に必要なデータを広告システム上で十分に測定できない状況のなか、数多くリードを獲得する戦略より、しっかりとアプローチしたいターゲットを見つけていくことを優先するべきではないでしょうか。 そのためには、良質なコンテンツが必要不可欠です。オーガニック検索からの流入はもちろんのこと、検索連動型をはじめとした広告からも流入を促すことができれば、未来の顧客に対してしっかりと印象づけをし、興味を持ってもらうことが可能となります。そして、そのコンテンツの質が高ければ高いほど、余計なセールスを行う必要がなく、顧客になってもらえる可能性も高まるでしょう。 そう考えると広告での配信目的も明確化できるため、成果を高めることに集中できる、とても良いサイクルが回せそうな事例として、トヨクモのBtoB施策の事例を紹介しました。