検索強化で導線の確保、質の高いコンテンツ作り――トヨクモが取り組む「リードを獲得しない広告戦略」とは【BtoB事例】
そうですね! 以前、ゴールポイントを増やす目的でキャンペーンなどを行ったのですが、その時は多くのお客さまにサービスを使っていただくことができました。これからも、何かしらのキャンペーン企画も検討していきたいですね。
高品質なコンテンツを作成し、それを広告で拡散して多くの人の流入を促しても、ユーザーメリット、お得感、コンバージョンを決定付けるプラスαの有無で結果が変わることは大いにあります。
キャンペーンやプロモーションについては一緒に考えたり、広告の利用法について議論したりしていきたいですね。一方で「目的を何にするか」「指標をどのように据えるか」ということも大切だと考えています。 ■ 広告媒体の数値にとらわれず、「全体の成果を出すために何をすべきか」を考える 2024年、Googleは「Google chrome」でサードパーティcookieを廃止すると発表しており、広告媒体(サードパーティ)の計測が今までのように行えなくなると想定されています。あえて伺いますが、準備などはしていますか?
広告媒体での計測の欠損は、今に始まったことではない認識です。また、私たちはすでに管理画面上のコンバージョン数ではなく、「Google Analytics4(GA4)」や他の計測ツールでゴールポイントを計測し広告成果を見ているので、今後もその方式を継続していきたいです。
私個人の意見として、その取り組みはとても良いと思っていて。
広告媒体に配信料を支払って、広告を掲載しているので、どうしてもその広告媒体で獲得できたコンバージョンの数にのみ目を向けてしまいがちですが、「実際はどうだったのか」という点が重要です。仮に広告媒体でコンバージョン数が増大しても、基幹システム上あるいは実際の問合せや売り上げが伸びていない、という話を聞くことがあります。
そういった違和感をなくす意味でも、自社データと照らし合わせながら広告を配信していくことが重要で、そのためにもトヨクモとしっかりと目線を合わせ、手を組んでいくことが必要不可欠だと考えています。 今のお話は私たちの目的を達成するための「HOW」の1つだと思っているので、「私たちの事業がうまくいくのか」という点を一緒に考えてもらえるのはとても嬉しいです。もちろん、成果につながらないこともありますが、広告だけではなく「全体の成果を出していくために何をしていくのか」が重要だと考えています。