「ファンを熱狂させる『形』を作りたい」ミラン就任のフォンセカ監督、久々のセリエA復帰について「私はイタリアに情熱を持っている」
ミランのパウロ・フォンセカ監督が、新シーズンへの意気込みを語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。 2019年10月から指揮を執ってきたステファノ・ピオリ監督が昨シーズン限りで退任となり、新たにフォンセカ監督を指揮官に任命したミラン。かつてローマで指揮を執り、リールでの手腕も高く評価されていた指揮官には、スクデットの奪還などが期待されている。 そのフォンセカ監督は『Milan TV』に出演した際、イタリアへの帰還を待ち望んでいたとコメント。そのうえで、歴史あるミランを率いる以上、ファンを熱狂させるチームを作り上げたいと意気込んでいる。 「ただ勝つだけでなく、ファンを熱狂させる『形』を作りたい。強いアイデンティティーを創り出すことが、私にとっての基本となるだろう」 「ミランの監督として大きな責任を感じているが、大きな誇りも感じている。ミランのようなクラブに来た以上、世界的知名度を持った歴史あるチームを守る責任があるだろう。我々は勝利への野心を持ち、努力しなければならない」 「ミランは世界的クラブで、世界中の人々が知っている。私は、フリット、ライカールト、ファン・バステン、バレージ、コスタクルタ、マルディーニ、タソッティのいるチームを観ていた。ミランの歴史に残るこれらの素晴らしい瞬間を思い出すのは難しくない」 「私はイタリアに情熱を持っている。美しい国で、食事が美味しく、人々はとても感情的で楽しい。ローマを離れたときも、私は本気でイタリアに住もうと考えていた。だから今は、ここに戻ってこられてとても満足している。将来どうなるかはわからないが、ここに留まる可能性もあるだろう」 「イタリア人は誰もがフットボールに情熱を持っていると思う。サン・シーロでは、素晴らしい雰囲気を目にしてきた。ここでファンを幸せにし、サン・シーロでのプレーは観客と一体になっているという感覚を与えてくれる何かを築きたい」 「人生ではリスクを負う必要がある。それは、違うことをする勇気を持つことを意味するだろう。我々はスペクタクルを作らなければならないが、そのためには勇気が必要だ。一緒に働く人々が勇気を持ち、フットボールを喜びとともに体験できるようにしたい。それが私の考え方だ」
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