素敵に年を重ねるヒントが。田辺聖子さん、ジェーン・バーキンなどの力強い「言葉」5選
将来のことが不安になったり、いまの自分に迷いが生まれたり、自分らしくあるために悩んだり。ふとしたとき、いろいろな感情が湧いてきます。それなら、人生の諸先輩はどのように歩んできたのかを聞こう!そんな思いから生まれた、素敵に年を重ねるためのヒントが詰まった特集です。まずは、かっこいい女性たちの無二の言葉をお届けします。 【画像一覧を見る】
1/作家 田辺聖子
人間の最上の徳は、人に対して上機嫌で接すること 田辺聖子著『上機嫌の才能』海竜社より 田辺聖子/たなべせいこ 1964年『感傷旅行』で芥川賞受賞。小説のほか評伝など著書多数。仕事や恋、人生を柔らかな口調で綴り、世代を超え多くの読者に愛され続ける。楽しく生きるための珠玉の言葉をまとめたエッセイ集からの一節。
2/ 俳優、歌手 ジェーン・バーキン
私は飾りものが嫌い 『クウネル』2017年1月号「パリのエスプリ、永遠のジェーン・バーキン」村上香住子執筆(小社)より ジェーン・バーキン/Jane Birkin シックで自由なパリジェンヌスタイルのアイコンとして人々を魅了し、俳優、歌手として活躍。移民問題など社会的活動にも力を注ぐ。長年親交のあった村上さんが、本質を好むバーキンがよく口にしていた言葉として記す。
3/アートディレクター、デザイナー 石岡瑛子
革命的であるということは、 若い人の特権のように言われることが多いけれど、 年齢を重ねるたびにラディカルになる表現者もいると思う。 それが私の念願。 『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』小学館より 石岡瑛子/いしおかえいこ 資生堂宣伝部を経て独立し、広告や映画美術、衣装デザインなど境界を超えて活躍。2020年に行われた回顧展の公式図録である本書に収録された言葉のひとつ。石岡瑛子展が全国巡回中。兵庫県立美術館にて9/28~12/1開催。
4/編集者、エッセイスト 大橋鎭子
物事は、これって思ったときに パッとやらなきゃダメよ、 私なら今日会いに行くわ 大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』暮しの手帖社より 大橋鎭子/おおはししずこ 生活の知恵を集めた雑誌『暮しの手帖』を、初代編集長花森安治氏と立ち上げ、多くの名物企画を考案。90歳で刊行された自伝で、暮しの手帖社の横山泰子社長が大橋さんからよく言われた言葉として記されたもの。