橿原神宮に巳年の大絵馬登場 「争いや災害のない穏やかな年に」
師走を迎え、橿原神宮(奈良県橿原市久米町)の外拝殿に、来年の干支(えと)「巳(み)」を描いた大絵馬(高さ4・5メートル、幅5・4メートル)がお目見えした。記念写真を撮る参拝者も多く、境内には早くも迎春ムードが広がっている。 同神宮では、天皇陛下のご生誕を祝って昭和35年から大絵馬を制作。原画は、平成24年から同市在住の日本画家、藤本静宏さん(69)が描いている。 今回は、白い蛇と松竹梅をあしらった扇を重ねて正月らしいめでたい雰囲気を表現した。藤本さんは「来年こそ争いや災害のない穏やかな年にと願って描きました」と話した。 同神宮では、正月三が日で120万人の参拝者を見込んでいる。