「危ない!干からびたミミズを口に…!」現役保育士が大焦りした、実際に保育園で起こった“ヒヤリハット”
遊具によるヒヤリハット
幼児クラスになると増えてくるのが遊具によるヒヤリハット。公園のどこが危険なのか、気を付けたいところ、保育士が立つ場所などを話し合っている保育園もあります。 園庭でも遊具を使う際は全クラスで統一したルールを作り、「A先生はいいって言ったのにB先生にはダメと言われた」というような子どもの混乱を防ぐようにしています。 ・滑り台を逆から登ろうとし、滑ってきた子とぶつかりそうになる ・滑り台に並んでいたら、後ろの子に押されて落ちそうになった ・ブランコの前を横切って接触しそうになる ・鉄棒で逆上がりをしようとして、近くにいた子を蹴りそうになる 滑り台は意外と体幹を使うものなので、低年齢の子が滑ってそのままひっくり返るなんて言うこともありました。実際に息子はチューブ型の滑り台を滑ったところ、見事に頭から出てきて落ちたという経験があります。 対策としては ・大人の目が届くところで遊ぶようにする ・遊具の正しい遊び方やルールを子どもに伝える ・靴が脱げそうになっていないか確認する ・服のサイズ、スカートやフードなど引っかかるものがないかチェックする などがあるかと思います。保育園ではある程度遊具に対してのルールを設けているところが多く、「並ぶときはこの線から」「ブランコは右から入り、終わったら左に抜ける」など子どもが安全に遊べるように心がけています。 次回は、「冬に気を付けたい子どもの事故」についてご紹介します。
【Profile】はる(@hr_hoiku)
小2女子と年中男子の2児のママ。新設保育園の立ち上げも経験した12年目の現役主任保育士。現場の経験を生かして、保育園側の視点と保護者側の視点からの情報や、子育てが少しでもラクになる保育士のハックを発信。保育士、幼稚園教諭1種、認定ベビーシッターの資格も保有。
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