「危ない!干からびたミミズを口に…!」現役保育士が大焦りした、実際に保育園で起こった“ヒヤリハット”
家具によるヒヤリハット
大人にとってはなんてことない家具でも子どもにとっては大きな障害物であったりします。倒れる、登るといった行動もあるので、1歳児くらいになると目がさらに離せなくなりますよね。 ・歩行時に転倒し、家具にぶつけそうになる ・机の下に入り込み、立とうとして頭をぶつけそうになる ・棚の角に足をぶつける ・椅子に座ろうとして転びそうになる ・机の上によじ登って窓に身を乗り出す 保育園の家具は子どもサイズなので家庭に比べるとヒヤリハットは少なめ。ただ、子どもサイズだからこそ子どもが登ることができたり、水道で遊んで排水溝に指が挟まりそうになるといったことも実際にありました。対策としては、 ・角に衝突防止テープを付ける ・机や棚などを窓際に置かない などがあるかと思います。 特に2階以上の保育室では、窓際にロッカーなどを置かないようにしたり、窓が大きく開かないようにするなどの対策をとっていたことがあります。
誤飲のヒヤリハット
現在0歳児の担任をしていることもあり、今年度書いたヒヤリハットの半数以上が誤飲につながるものでした。 ・おもちゃの部品がとれて口に入れそうになった ・床に落ちているゴミを口に入れそうになった ・給食のおかずを丸呑みしようとした ・園庭にあった石を口に入れそうになった 一番印象に残っているのは干からびたミミズを口に入れようとしたことです。もうあの時は「だめぇぇぇぇ」と思わずスライディングで防ぎに行きました。 給食はあんなに嫌がって残すことがあるのに、石やら葉っぱやらは食べようとするのが不思議ですよね。対策としては、 ・常に床に物が落ちていないか注意する ・子どもの動きを予測して片付ける ・子どものそばについて見守る 家庭ではおもちゃを食べてしまうといったことがありますよね。息子もお姉ちゃんの細かなパーツのおもちゃをよく口に運ぼうとするので、小さなおもちゃはあえてお姉ちゃんをサークル内にいれて遊ぶようにし、下の子がいる空間にお姉ちゃんのおもちゃを置かないよう心がけていました。