夏の甲子園、49校を「強豪校」撃破数で紹介(中)
6日に開幕する夏の甲子園、各都道府県大会を勝ち抜いた49校が今年も暑い戦いを繰り広げる。みなさんも地元やふるさとのチームの活躍を心待ちにされていることだろう。そこで、各都道府県大会を勝ち抜いた49校が、「強豪校にどれだけ勝っているか」という視点で紹介していく。ここでは「強豪校」を、「2000年以降に春か夏の甲子園に出場したチーム」と定義し、49代表が昨秋の都道府県大会(以下「秋」)、秋の地区大会、神宮大会、選抜、春の都道府県大会(以下「春」)、そして今回の夏の予選(以下「夏」)の6大会を通じ、全公式戦で何チームの「強豪校」から勝利しているかを調査した。 勝利数の少ない順に紹介してく2回目は、強豪撃破数4勝~7勝のチームを紹介。 【その2】 強豪校からの勝利数4勝~7勝…表2参照 ■岩手/花巻東 4勝(一関学院に2勝、聖光学院、専大北上) 秋は勝てば甲子園出場に大きく近づく試合だった東北大会準々決勝で、大曲工と対戦し延長再試合の末に敗戦、春は東北大会準々決勝で強豪校の聖光学院に勝ったが、準決勝で同じく強豪校の八戸学院光星戦で敗れた。春の東北大会4強の一関学院とは秋、春、夏とすべて県大会決勝で対戦し2勝1敗。 ■鳥取城北 4勝(鳥取西に2勝、倉吉北、米子北) 春は第1回夏の甲子園出場校で2005、2008年にも出場している鳥取西に勝利したが、2回戦で敗退。夏は1回戦で倉吉北(2006夏出場)、準々決勝で米子北(2015選抜出場)、決勝では再び鳥取西に勝利、強豪校に3勝して2年ぶりに夏の甲子園出場を決めた。 ■徳島/鳴門 4勝(小松島に2勝、松山東、城南) 秋の四国大会1回戦で2015年選抜出場の松山東に勝利、準々決勝では秋、春の四国王者・英明に敗れた。春は小松島、城南と強豪校に2勝して優勝している。 ■高知/明徳義塾 4勝(高知3勝、高知商) 秋の決勝、春の準決勝、夏の決勝で高知に3連勝している。しかし四国大会では秋準決勝の今治西戦、春1回戦の英明戦といった強豪校との試合で敗れている。県外のチームとの対戦では秋準々決勝の松山聖陵(甲子園出場なし)戦でしか勝っていない。 ■沖縄/興南 4勝(沖縄尚学に2勝、美里工、糸満) 甲子園優勝2回、昨夏の甲子園でも8強に残った沖縄尚学とは春と夏の準決勝で対戦しいずれも2点差で勝利した。春の準々決勝では2014年選抜出場の美里工、夏の決勝では2015年選抜出場の糸満にも勝利している。九州大会では春の初戦だった2回戦で強豪校の福岡工大城東に3-4で惜敗した。