夏の甲子園、49校を「強豪校」撃破数で紹介(中)
■福岡/九州国際大付 4勝(大牟田、唐津商、樟南、佐世保実) 秋は県大会予選となる福岡北部大会2回戦で早々に姿を消した。春は県3位決定戦で大牟田、九州大会で樟南、佐世保実と強豪校から勝利している。夏は強豪校との対戦がなくシード校との対戦も準決勝の小倉(春は5回戦、秋は福岡北部3回戦で敗退)だけと若干相手にも恵まれた。 ■京都/鳥羽 5勝(福知山成美、京都外大西、京都成章、京都翔英、立命館宇治) 第1回夏の甲子園優勝校。秋は福知山成美、京都外大西、京都成章と強豪校に3勝し近畿大会に出場したが、選抜に出場した奈良大付戦で敗退した。夏は龍谷大平安を破った京都翔英にコールド勝ち、決勝では秋の近畿大会準優勝で、選抜出場の立命館宇治にも勝利している。 ■愛知/中京大中京 5勝(豊川、愛知啓成、愛産大三河、東邦、愛工大名電) 夏の準々決勝以降は強豪校との3連戦となったが、愛産大三河に5-1、東邦に10-3、愛工大名電に4-3で勝利して甲子園出場を決めた。秋と春は県大会で敗れて東海大会には出場していないが、秋の2回戦では2014年選抜4強の豊川にも7-0で快勝している。 ■三重/津商 5勝(伊勢工、菰野、三重、四日市工、いなべ総合) 決勝で秋の東海大会4強、春の東海大会準優勝のいなべ総合を破って初出場を決めた。いなべ総合は春の東海大会決勝で選抜8強の静岡とも1-4の接戦を演じた東海地区の強豪だけに価値のある勝利だった。昨夏甲子園準優勝の三重には春の準決勝で、2000年以降3度甲子園に出場した菰野と四日市工からも勝ち星を挙げている。 ■智弁和歌山 5勝(近江、桐蔭、市和歌山、簑島、和歌山商) 秋は初戦となった準々決勝、日高中津戦でまさかの敗戦を喫した。春の大会ではその日高中津に決勝で勝ち近畿大会に出場、1回戦で強豪校の近江に勝ったが、準決勝で神戸国際大付に敗れた。夏は5試合すべて甲子園出場経験校との対戦だったが、5試合を5失点の安定した内容で勝ち上がった。