夏の甲子園、49校を「強豪校」撃破数で紹介(中)
■長崎/創成館 5勝(波佐見に2勝、長崎海星に2勝、佐世保実) 2011、14年夏代表の長崎海星と2度、2012、13夏代表で春の九州大会8強の佐世保実とは1度対戦しすべて勝利した。2011年選抜出場の波佐見にも秋と夏の準々決勝で対戦して勝利を挙げている。 ■千葉/専大松戸 6勝(拓大紅陵に2勝、銚子商、成田、木更津総合、習志野) 秋は関東大会でも1勝した松戸国際に県大会2回戦で敗れたが、春は2回戦でその松戸国際、3回戦で成田、準々決勝で拓大紅陵を破って関東大会に進出、初戦の健大高崎戦で敗退したが7回まではリードを奪い3-5の惜敗だった。夏は春にも勝った拓大紅陵、2015年選抜出場の木更津総合、2011年夏の甲子園8強の習志野といった強豪校を破っての優勝。 ■東東京/関東一 6勝(小山台、桜美林、国士舘、早稲田実、日大豊山、帝京) 秋は桜美林、国士舘の強豪校を退けたが、準決勝で2015年選抜出場の二松学舎大付に1点差で惜敗、春は準決勝で日大三に敗れたが、夏は準決勝の帝京戦以外は強豪校との対戦がなくすべての試合で5点差以上をつけて圧勝した。 ■大阪偕星 6勝(東大阪大柏原、金光大阪、上宮太子、東海大仰星、大阪桐蔭、大体大浪商) なんといっても夏の準決勝、大阪桐蔭戦の勝利は特筆すべき勝利だった。大阪桐蔭が公式戦で履正社以外の府内のチームに負けたのは2011年夏決勝の東大阪大柏原戦以来の出来事だった。大阪偕星はこの一戦だけでなく、5回戦で東海大仰星、決勝で大体大浪商、春にも東大阪大柏原、金光大阪、上宮太子と府内の強豪校からも勝利しておりその実力は本物だ。 ■東海大相模 7勝(慶応から2勝、桐光学園、甲府工、作新学院、日大藤沢、横浜) 秋は準決勝で平塚学園に敗れて選抜出場を逃した。春の大会は慶応、桐光学園の強豪校を破って優勝し、関東大会でも甲府工、作新学院に勝利したが準決勝で2015年選抜4強の浦和学院に敗れている。夏は決勝の横浜戦に9-0と圧勝するなど、7試合で5失点のみ。リードを許したのも3回戦(対住吉)の1回表終了時だけだった。 ■東海大甲府 7勝(甲府工から2勝、日本航空から2勝、甲府商、山梨学院大付、都留) 秋、春、夏の県大会すべてに優勝した。県内の強豪校である甲府工、日本航空、甲府商、山梨学院大付、都留から勝ち星を挙げ、対戦のなかった県内の強豪校は日川と市川だけだった。ただ県外のチームとの対戦では秋の関東大会1回戦で千葉黎明に勝利しただけで、秋準々決勝の浦和学院、春初戦の佼成学園戦では敗れている。 (株)日刊編集センター