皇治が「RIZIN DECADE」でメイウェザー秘蔵っ子のモートンから「逃げた」…選ばれたのは井上尚弥の元スパーリングパートナーの地域王者
また元IBF、WBA世界ス―パウェルター級王者でフェリックス・トリニタード(プエルトリコ)やオスカー・デラホーヤ(米国)との名勝負を演じた“レジェンド”フェルナンド・バルガス氏(46、米国)の次男であるアマド・バルガス(24)と、ライアン・ガルシアの弟のショーン・ガルシア(24、米国)の61.2キロ契約の3分×8ラウンド判定無しのエキシビションマッチも組まれた。 両者は7月に一度対戦しているが、ショーン・ガルシアが兄と同じく体重超過の失態を犯した。試合は敢行されて、激しい打撃戦となったが、アマド・バルガスがボディに数十発とパンチをまとめて6回にTKO勝利している。 榊原CEOは「(計量失格で)兄弟揃って何やってんだ?となったが、試合としての内容は濃かった。ショーンが負けたが、アグレッシブな試合で、この再戦も、アメリカのマーケットが注目してもらえるカード」と説明した。 アマドは、バルガス3兄弟の次男で11戦無敗(5KO)。3兄弟の中では、三男のエミリアーノが最も素質があり、有望とされているが、最もラフで攻撃的なのが次男のアマド。シェーン・バルガスとの試合では、途中ダンスにようなステップを披露するなどのショーマンシップもある。ショーン・バルガスは、兄と違いサウスポーだが、アマドに負けじとタフで最後は立ったまま試合を止められている。7月の試合も「FANMIO」が配信しており、反響が大きかったことから、今回、再戦をセットしたのだろう。 アマドのトレーナーを父が務めているため来場する予定。大晦日のさいたまスーパーアリーナのリングサイドには、メイウェザー、バルガスというボクシング界のレジェンド2人が集結することになりそうだ。また「FANMIO」のゲストとして元UFCバンタム級王者のショーン・オマリーも来場予定となっている。 RIZINスタンディングバウトルール(ボクシングルール)のエキシビションは、あと2試合が、追加発表される予定で、榊原CEOは「元世界王者のカードが交渉中で、その試合がセミファイナルになる予定」と明かした。 北米向けの1部には、RIZINのMMAファイトの魅力を伝えようと、神龍誠vsホセ・トーレスのスピーディーな59キロ契約の試合と、貴賢神vs噂の巨漢エドポロキングのヘビー級マッチも組まれた。 「1部は、ボクシングに寄せている。井上尚弥の試合を24日に見た後の大晦日。井岡(一翔)の世界戦も裏に入っているが、これまでのRIZINのファンにない、ボクシングファンにも興味を持ってもらえるのでは?というショーケース」 榊原CEOは異色のボクシングマッチへの期待感を口にしている。
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