【エリザベス女王杯】枠順の明暗 レガレイラ❹枠⑦番に陣営「内外の馬の動きを見ながら運べれば」
エリザベス女王杯の枠順が8日、決まった。ホープフルSを制したレガレイラは中ほどの❹枠⑦番、一昨年の秋華賞馬スタニングローズは❻枠⑪番に入った。新潟記念を勝ったシンリョクカは❹枠⑧番、新潟牝馬Sを勝ったホールネスは最内の❶枠①番となった。 <美浦トレセン> 一昨年2着同着のライラックは❶枠②番に決定。「理想はもまれたくなかったので真ん中がよかったけど、脚をためられるので悪くはない」と相沢調教師。 府中牝馬S5着のルージュリナージュは❷枠③番。「スタートがそこまで速くないし、出していくとグンと行くのでこの枠でジッとしてくれれば」と玉舎助手。 モリアーナは❸枠⑤番をゲット。武藤調教師は「いずれにしても後ろになると思っていたので、枠は気にしていなかったけど、壁を作れるという意味では折り合い面でいいと思う」と前向きに語った。 ただ一頭の3歳馬レガレイラは❹枠⑦番に決まった。8日は坂路で息を整え、大一番へ備えた。太田助手は「真ん中の枠ですが、1コーナーまでの距離が長いのでゴチャつくことは考えづらいです。内と外の馬の動きを見ながら運べれば、いい枠になるのではないでしょうか」とうなずいた。 新潟記念で重賞初Vを飾ったシンリョクカは❹枠⑧番に入った。8日は角馬場からダートコースを1周半したのち、ゲートで駐立の確認を行った。竹内調教師は「ど真ん中でいいですね。ここならスムーズに運べそう」と笑みを浮かべ、「ジョッキー(木幡初騎手)には思い切った騎乗をしてもらいたい」とリクエストした。 エリカヴィータは❺枠⑩番。国枝調教師は「(枠は)真ん中でいいね。追い切り後も特に問題なく、体調そのものはいいと思う。あとは力関係がどうか」と話した。 府中牝馬S2着のシンティレーションは❻枠⑫番に入った。過去10年では2015年マリアライト、18年リスグラシューがこの馬番から勝っている。8日は美浦坂路をリラックスした雰囲気で駆け上がった。「ゲートが悪い馬ではないので、どこでもよかった。以前よりもコントロールが利くし、乗り難しいタイプではないのでテン乗りは心配ない」と池上調教師。 サリエラは昨年(6着)と同じ❼枠⑬番に決まった。国枝調教師は「しようがない…。真ん中か内が欲しかったけど、ライアン(ムーア騎手)だからうまく乗るだろう」と冷静に話した。