ウソ、ホント?家事にまつわる都市伝説を検証
フッ素樹脂加工のフライパンは人体に有害?
→答えはウソでもあり、ホントでもあります。 食材がくっつかずに調理できることで人気のフッ素樹脂加工のフライパンですが、「使っていると身体によくない」という噂を聞いたことはありませんか。調理中にそのフッ素が剥がれて口に入り、体内に蓄積されるというのがその理由。でも、フライパンに使われているフッ素樹脂には発がん性はなく、食べてしまっても排出されることがわかっており、人体に有害というわけではありませんので、この噂はウソです。 ただし、フッ素樹脂加工のフライパンを加熱しすぎたときには、噂がホントに変わります。フッ素樹脂は260℃を越えると劣化しはじめ、360℃を越えると有毒なガスが発生するといわれています。フライパンを空焚きすると、条件によっては数分で360℃を越えてしまい、めまいや頭痛、呼吸困難などを引き起こすガスが発生する可能性があります。 人間の生死に関わるほどのガスは発生しないといわれていますが、ペットの小鳥は死亡した例もあるとのこと。ペットを飼っているご家庭は十分に気をつけたいものです。 また、フライパンは空焚きすることで傷みが早くなります。フライパンの寿命を縮めることにもつながるので、避けるようにしましょう。 ※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。 構成/サンキュ!編集部
サンキュ!編集部