「パーカーおじさん」に「マスゴミ批判」も…ネット界隈を盛り上げた2024年「10大ニュース」を振り返る
時給が200円に
【4】新札発行、1000円札と5000円札を間違えてぬか喜び&地団太 新札が久々に発行されたが、最初の数日間、多くの人がぬか喜びをした。というのも、新1000円札が気を抜いていると旧5000円札に財布の中では見えたのである。全体を見ればすぐわかるのだが、見慣れた1000円札のデザインとまったく異なるため、普段からあまりなじみのない旧5000円札だと思ってしまう人が続出したのだ。 ぬか喜びだったらまだいいが、UberEats等のデリバリーをする個人事業主の場合、お釣りを5000円と1000円とを間違えて、時給が200円になったと嘆く声もXには12月になっても書き込まれた。 【5】大谷翔平vsマスゴミ 大谷、元木大介氏にキレる 50-50達成、ワールドシリーズ優勝も果たし、大谷翔平はもはや偉人の域に達したが、彼が活躍すればするほど「マスゴミ」が大暴れするようになる。何しろ、記事やコーナーの見出しに「大谷翔平」とさえ入れれば、中身を読んでくれたり、そのままテレビを見続けてくれたりするのだ。 さて、今年初頭、大谷の元通訳・水谷一平氏が賭博をするために大谷のカネを不正に使用していたことをまだ覚えているだろうか。あの時、すでに「マスゴミ」は登場した。被害者は、LAに住む水谷の父である。夜、フジテレビ『IT!』の記者が自宅を訪れ、恐る恐る話を聞かせてもらうようお願いし、インターフォンにマイクをつける。すると明らかに怒気のこもった声で「知らないよ!」と父親と思われる男性が怒鳴る。記者が「何の相談も受けてないですか?」と追加で聞いたら女性の声で「帰って!」とこれまた怒気のこもった声で返答があった。
【速報】大谷第一打席二塁打
その後、フジテレビは大谷の12億円豪邸をヘリコプターから中継。場所が分かるような撮り方だったため、大谷は自身の身の危険性と周辺住民への迷惑を考えて引っ越しをした。この手のプライバシー晒しでは、元巨人の元木大介氏がインスタグラムに大谷のポルシェを公開。これもあってかワールドシリーズ優勝後、元木氏がフジテレビのレポーターとしてフィールド上の大谷にインタビューをしようとしたら、大谷は露骨にイヤな顔をして踵を返した。普段は柔和な大谷の珍しい険し過ぎる表情であった。 とはいっても、世の中は野球好きな人ばかりではない。あまりにテレビが大谷の情報ばかり出すものだから「大谷ハラスメント」という言葉も誕生。ヤフーリアルタイム検索では「大谷」と入れると予測変換で「うんざり」が出る。いずれも大谷に非は何もないのだが、「マスゴミ」が過剰に取り上げていることを表す言葉である。何しろ、朝のテレビの情報番組ではそれまで流していた企画をぶった切って「【速報】大谷第一打席二塁打」なんてやるし、ネットニュースでは「大谷2番DH先発 40本塁打へ」と「へ」を読み飛ばしたら「40本目打ったか!」と思わせて、記事を読ませる結果となる。 ちなみに、和田アキ子は大谷が結婚相手・真美子さんを発表する前に生放送で「身長180cmぐらいあるんでしょ?」とフライング。これも「マスゴミ」の表れだ。