【独自解説】片山前副知事の元幹部職員への聞き取り調査はまるで“手慣れた捜査” 盗聴まがいの手法も、法律違反認識していなかったのか?疑惑を持たれた側が犯人捜しをする異常事態
また、“おねだり疑惑”については―。 -(片山前副知事) -「これなんや。ロードバイク、知事が受けとったんか。アイアンセット、受けとったんかい。コーヒーメーカー、これなんや。こんなん皆、知らんやろ。知っとんか。誰から聞いたんや」 -(元幹部職員) -「でも、それもみんなウワサしてますよ」 (亀井弁護士) 「見ていると、取り調べの手法が結構出てきています。例えば、『こんなものがあります』と言ってみて、自白を取ろうとします。あと、同じことを繰り返し聞くことによって、供述が変わらないかみていって、最終的には自白を取ろうとしています。これは取り調べです。手慣れていると思います。恐らく、人事をずっとやってきたのであれば、処分のための事情聴取をやってきたと思います。それ以外に、警察官からそういうことを聞いたことがあるかもしれませんが、やっていることは、取り調べの手法が使われています」
そして、県政への批判についても―。 -(片山前副知事) -「今からきっちり調査せな、しゃあないやないか。元幹部職員が、やっとんねんからさ。普通の一般職員やったらまだしもな、元幹部職員が、これだけ県政批判してるんやで」 -(元幹部職員) -「僕は、県政を批判したつもりはないですよ」 Q.県政批判ではなくて、知事の“パワハラ”や“おねだり”への批判ですよね? (亀井弁護士) 「そうです。県政批判したつもりはないです、となります」
元幹部職員が情報を集めた理由については―。 -(片山前副知事) -「『外には出してません』という答えがあったけど、なんでこんな情報を集めようとしたんや。それを教えてくれや」 -(元幹部職員) -「いろんな人がいろんなクレームじゃないけど、知事に対する不満を持ってはるんやね。いろんな情報が耳に入ってくるから、書きためとったみたいなことなんですよね」 -(片山前副知事) -「書きためて、どないしようと思っとたん?」 -(元幹部職員) -「どないしようというのは、そのときそのときでね、ひょっとしたら役に立つことがあるかもしれないし」 Q.これも事情聴取ですよね? (亀井弁護士) 「動機、計画性、故意・犯意という主観的事情を聞き出そうとしています。犯罪だとしたら、重要ポイントを聞こうとしています」
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