『文春が公用PCの中身を報じなかった3つの理由』 斎藤元彦知事めぐる報道で説明も… 「説得力ゼロ」「歯切れが悪い」の声
週刊文春電子版(文春オンライン)は11日、兵庫県の斎藤元彦知事の報道を巡り、「『文春』が”公用PC”の中身を報じなかった『3つの理由』」との見出しで、7月に死亡した兵庫県元県民局長の公用パソコンに入っていた私的情報とされるデータについて報道しなかった経緯を説明した。しかし、これまで”文春砲”として数々のスキャンダルを暴いてきただけに、SNSでは不満の声が噴出した。 ◆斎藤元彦知事、車内ショット【写真】 元県民局長は3月、斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を匿名で報道機関や県議などに配布。4月には県の公益通報窓口に同じ趣旨の通報をしていた。5月には、知事らを中傷する文書を配布し、また勤務中に公用パソコンで私的な文書を作成したことなどを理由に停職3カ月の懲戒処分を受けた。元県民局長は7月に亡くなったが、自死とみられている。 記事では、公用PC”の中身を報じなかったのは(1)元県民局長が生前、代理人弁護士を通じて兵庫県議会の百条委員会の奥谷謙一委員長宛にプライバシー権保護を申し入れており、故人の尊厳への人道的な配慮があった(2)公用PCの中身が元県民局長による告発の内容とは無関係なこと(3)公用PCの中身について真実かどうか見極めるのが困難だった―と大きく3点を理由として挙げた。 X(旧ツイッター)では「文春が言っても説得力ZEROなんですよ… 沢山の人たちのプライバシーを晒して儲けてきたじゃない…」「今回の文春はなんか歯切れが悪いですよね。公用PCに都合の悪い情報でもあるんじゃないかと勘繰ってしまいます」「笑えんジョークやな」「では文春は3つの理由に基づいて今後報道しないといけませんね。だいぶ制限かかってしまいますが」「文春からプライバシーへの配慮という言葉が出てくるのは世も末」などのコメントが相次いだ。
中日スポーツ