小池知事「引き続き非常に厳しい状況」3日で1000人超のペースで増加
東京都の小池百合子知事は6日の臨時会見で、都における新型コロナウイルス対策のモニタリング会議の分析結果を公表した。同会議で、感染症の専門家らは「感染状況」と「医療提供体制」を軸に7つの項目を分析。感染状況については4段階のうち最も高いレベル「感染が拡大していると思われる」、医療提供体制については上から2番目のレベル「体制強化が必要であると思われる」と前週から据え置く総括判断になったと語った。小池知事は「総括コメントは変わってないが、現状は引き続き『感染拡大特別警報』という非常に厳しい状況であることに変わりはない」と述べた。 【会見ノーカット】東京都の小池知事が臨時会見 お盆の帰省自粛を呼びかけ
感染状況については(1)新規陽性者が3日で1000人を超えるペースであること(2)前の週と比べて134%と新規陽性者の増加速度が上がっていること――から4段階の最高レベル「感染が拡大していると思われる」となった。医療提供体制についても引き続き警戒が必要であるとのことから4段階の上から2番目に当たる「体制強化が必要であると思われる」となったという。いずれも先週と同様の評価。 会見で、小池知事は「先週も申し上げたが今後状況がさらに悪化した場合には、東京都が独自の緊急事態宣言を発することも考えざるを得ない」と話した。