東京の感染者463人最多更新 小池知事「状況悪化すれば独自の“緊急事態宣言”も」
東京都の小池百合子知事は31日の定例会見で、都内で新たに463人の新型コロナウイルス感染が確認されたことを明らかにした。正確な数字は午後3時に発表するとした上で、「もちろんこれまでで最多の人数。状況がさらに悪化すると、都独自の“緊急事態宣言”も考えないといけなくなる」と述べ、そうならないように都民の協力を得ながら対策を加速していく考えを示した。 【動画】東京都の小池百合子知事が定例会見
今年は「例年とは違う夏に」都民に協力呼びかけ
都内の感染状況について、「多摩地域にも広がっている。重症化率が高くなる60代にも広がっている」と注意を促し、「新規の重傷者を出さないことが対策のポイントだ」と強調。30日の臨時会見では感染再拡大が続く東京の状況を「感染拡大特別警報」と表現したが、都民に対して「夏休み、お盆休みなど計画がある思うが、残念ながら今年は例年とは違う夏になる」と感染防止対策を考慮した行動への協力を呼びかけた。 都独自の“宣言”を出す場合の条件などについては、「感染状況」と「医療提供体制」を軸に新規陽性者数や発熱相談件数、重症者数などの推移を見る都のモニタリング会議による分析を参考にするといい、たとえば東京全域を対象に休業要請を行うのではなく、業種や地域をピンポイントで絞って出すイメージだと説明した。