「働くわんこのかっこよさに見惚れます」 嘱託警察犬に任命された大型犬 凛々しい一枚が話題に
重厚なマントをまとった凛々しいホワイトシェパードの写真が、X(ツイッター)で2.6万件の“いいね”を集めて大きな話題になっています。なんと、来年からの嘱託警察犬に任命されたそう。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。 【写真】重厚なマントには「警察章(旭日章)」のマークが 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
熱意を感じる瞳 その先にあったものとは
行方不明者などの捜索で活躍する警察犬のなかには、一般家庭や民間施設で飼育・訓練され、警察の審査に合格した嘱託警察犬がいます。警察の要請に応じて、犯罪捜査などに協力。訓練士とともに現場へ向かいます。 そんな栄えある嘱託警察犬に、来年の1月1日に就任するのが、奈良県に住む2歳のホワイトシェパードの「那岐(なぎ)」くんです。飼い主さんはXでそのことを報告。「嘱託警察犬 奈良県警本部」の刺繍が入った、重厚なマントをまとった那岐くんの写真は2.6万件もの“いいね”を集めました。 リプライ(返信)には「那岐くんおめでとうございます。警察犬のマントがかっこいいですね!」「凛々しい」「ご安全にご活躍なされますように!」「働くわんこのかっこよさに見惚れます。もし出動機会があるとしてもどうかご無事で戻ってきてください」「誇らしそうなおかおに見えます」など、100件近くのコメントが寄せられています。
大好きな白菜を「よし」と言われるまで我慢
嘱託警察犬の交付式は飼い主さんのみだったため、マントを自宅に持ち帰ってから撮影したそう。遠くを見つめる利発そうな瞳からは、任務への熱意を感じます。飼い主さんによると、那岐くんを集中させるため、撮影するときにあるものを差し出したそうです。 「ちゃんと撮れるように目の前に好物の白菜を出して、『待て』と言いました。『早く食べたい』と思っていたでしょうね。撮影が終わって、『よし』と言われるまで我慢できました」 意外にも、白菜待ちの顔だったとは……凛々しい姿の裏側にはそんな微笑ましいエピソードがあったのですね。それにしても、しっかり待てる那岐くん、さすが嘱託警察犬。もらったマントも大切にしています。 「服などを着ることに慣れていないので、マントを身につけて落ち着かない様子でした。ひらひらした紐などを噛んで遊ぶのが好きなので、破られないようにすぐに脱がせました」