イタリア人マッシがガチで惚れ込むドトールコーヒー。「チェーン店と思えないクオリティとコスパです」
マッシのお気に入り、ミルクレープもアレンジ?
ドトールにはケーキや焼き菓子、菓子パンもたくさんあるが、ついつい頼んでしまうのはやっぱりアレ、ミルクレープだ。考えられないほど美味しくて幸せになるスイーツだ。口にした瞬間、とろけるような食感で食べ出したら、あっという間に完食してしまう。 その秘密は何層にも重ねられた生地とクリームの絶妙なバランスにある。一枚一枚のクレープ生地は、驚くほど薄く焼き上げられていて、職人の熟練の技がなければ、破れてしまうほど繊細。この薄さが、口の中で生地とクリームが一体となってとろけるような、独特の食感を生み出している。チェーン店だと思えないほど、クオリティが高い。しかも、440円という嘘のような価格だ!
薄く焼き上げたクレープ生地の間には、甘さ控えめのホイップクリームが丁寧に層に重ねられている。現代アートのように、じっと見つめていられる。そしてこのホイップクリームは、ミルクの風味豊かで、しっとりとしたクレープ生地との相性抜群。 層を厚くすれば、作業効率は格段に上がる。しかし、ドトールでは、おいしさを追求するために、この手間を惜しまない。一枚一枚の生地とクリームのバランスを最適化することで、口の中でとろけるような、究極のくちどけを実現した。職人の情熱と、素材へのこだわりが詰まった、まさに至極の一品。ちなみに、このミルクレープはフランス発祥だと思われがちだけど、実は日本生まれのスイーツだ。
ドトールでは頼むものをそのまま食べるのが一般的だけど、実はアレンジもできる。シンプルなアレンジでありながらも楽しくて、いつもよりも美味しさが倍増するのだ。 ミルクレープを頼むとき、アイスコーヒーフロートも一緒に頼むと、倍以上に楽しめるのだ。まずは、フロートのアイスを溶ける前にミルクレープにかけてみよう。ミルクレープの生クリーム感がよりさっぱりしてアイス版を食べてる感覚になる。
そして、時間が経ってフロートのアイスクリームが溶け、コーヒー味のアイスクリームに変わったところで、またミルクレープにかける。そうすると、カフェラテ風味のミルクレープの完成だ。
ドトールには日本のチェーン店ということを忘れるほど色んな食文化の味や楽しみ方がある。気楽にお店に入ってその日の気分に合うものを頼んでリフレッシュできる。そんなドトールをイタリア人の僕は「頑張りの源」だと思うのだ。 マッシ=写真・文 池田裕美=編集
OCEANS編集部