定宿にしたいハワイ新顔ホテル3選 ワイキキ唯一極楽の湯・大人限定のくつろぎ
■ワイキキ唯一の大浴場、サウナなど充実したスパ
「ルネッサンス・ホノルル・ホテル&スパ」の最大の特徴ともいえるのが、名称にも入っているスパの充実ぶりだ。スパ内にある大浴場は、ワイキキではここだけ。露天風呂もあって、湯温も十分に熱く、水着着用だがしっかりとつかった気分になれる。ハワイとはいえ、冬場などプールが肌寒いこともある。泳いだ後に熱い風呂で温まれば至福の心地になれる。 さらに、ヒマラヤ岩塩を壁に使ったサウナ、ミストサウナ、水風呂もある。同階のスカイデッキには、ファミリープール、2つのジャグジー、温水ソルトウオータープール、25メートルのラッププール(要予約)、予約制のバーベキューグリルもそろう。さらに、バーやカバナ(プライベートスペース)もあり、くつろいだ時間も過ごせる。 1階にあるメインダイニングの「マラ(MARA)」は、朝食、ランチ、ハッピーアワー、ディナーと営業している。中東にインスパイアされた地中海料理というユニークなコンセプト。窯で焼き上げたピタブレッド(平焼きパン)や、風味豊かなひよこ豆のディップ(フムス)、オリーブオイルをかけて提供される新鮮な魚介のグリルと、ハワイの食材がエキゾチックな料理に仕上げられ、地元でも人気店となっている。 スパをはじめとする充実した共用設備と、レジデンスホテルならではの設備が整った客室もある真新しいホテルの誕生は、ハワイで暮らすような滞在をぜいたくに楽しむことを可能にしてくれる。
■トランプ系からリブランド、高級レジデンス 「カ・ライ・ワイキキビーチ」
「カ・ライ・ワイキキビーチ(Ka La'i Waikiki Beach)」は、2024年2月に「トランプインターナショナル・ホテル&タワー・ワイキキビーチウォーク」からリブランドしたホテルだ。新たに「ヒルトン」の高級ラインコレクション「LXRホテルズ&リゾーツ」の一つとなった。 ワイキキビーチから徒歩数分、しゃれた店も多いビーチウォーク沿いに2009年に高級レジデンスホテルとして開業。10年連続「フォーブス・トラベルガイド」の5つ星を獲得している。ヒルトンの傘下に入ることで、メンバープログラムの利用などのメリットも加わった。 6階にあるロビーからは、フォート・デルシー・ビーチパークの緑の向こうに青い海を望み、風が吹きわたって心地よい。客室オーナーや宿泊客に以前から日本人が多いことから、日本語の話せるスタッフが多い。 マンハッタンと温水のジェットバス、カフェと新鮮なシーフードを使ったクリエーティブな料理を出すメインダイニングの「ワイオル・オーシャン・キュイジーヌ」も6階にある。フュージョンな和食や本格的なすしなども楽しめる。 客室は37~189平方メートル。キチネット(簡易キッチン)付きのスーペリアとデラックス、最大8人まで泊まれるレジデンシャルな1~3ベッドスイート、そしてペントハウスがある。キチネットには調理器具が装備。スイートルームにあるフルキッチンにはワインセラーもビルトインしている。洗濯乾燥機もあって、暮らすような滞在が可能だ。 全室が洗浄便座付きトイレや人造大理石に囲まれた深いバスタブのあるぜいたくなバスルームとなっている。プレミアム1ベッドルーム・オーシャンスイートで750ドル~(税・リゾートフィー別)。 2025年半ばからの改装を控えており、インテリアにモダンさを取り入れて、より明るい雰囲気になるという。現在のオーセンティックな雰囲気が好みという人には、今がラストチャンスだ。