Google Pixel 9 Pro Fold、これ「ほぼ」完璧なのでは?
デザイン:最も薄く、最も重い折りたたみ
ドーンっとド派手な技術が好きなので、昨今のスマートフォンにはあんまりワクワクしていないかもしれません。となると、やっぱり折りたたみスマホですが、最もワクワクするのは開ける瞬間ですかね。折りたたみとはいえ、まず開かないことには折り畳めませんから。 開いて登場するのは、非常に薄くフレキシブルで艶のあるガラスディスプレイ。去年の初代モデルと同様に、画面真ん中に若干の折り目があり、そこがイコールヒンジがある部分です。開けた瞬間は折り目が目に入りますが、次の瞬間にはもう気にならなくなってます。 フレームはアルミニウム。ヒンジはGoogle公式いわく「航空宇宙グレードの強化アルミニウム合金カバーを備えた多相合金スチール」。外側のディスプレイはCorning® Gorilla® Glass Victus® 2 カバーガラス。背面カメラは左上の角丸エリアにまとめられており、ボディ真ん中にはGoogleのGマーク。ボタンは、電源とボリュームが右に。USB-CポートとnanoSIMスロットが底に。 同シリーズの他モデルと異なり、カラバリはシンプルでPorcelain(白)とObsidian(黒)のみ。これ、個人的な意見ですが、高額スマホになると色味を失うの何なんでしょうね。もう1色くらいあってもいいのに。Pixel 9 ProのRose Quartz(ピンク)ほしかったな。 防水仕様はIP8。気になるのは、他の折りたたみと異なり防塵仕様がないこと。ヒンジまわり大丈夫なのかな。 ヒンジは瞬発力があって開閉や軽い力でできます。が、少なくとも私は開けるのに両手を使う必要がありました。片手で端末を支えて、もう片方で開ける。片手で指ぐいっとできないこともないのですが、画面に指紋が残るのでやりたくありません。 あとは、端末サイドとかにちょっとした窪みがあると、開けるとき指をかけて開けやすいなと思いました。ヒンジ自体は艶仕上げなのでめちゃくちゃ指紋つきます。 折りたたんだ状態のサイズは、155.2×77.1×10.5mm。初代よりも薄くなり、現時点の地球では最も薄い折りたたみスマホです。一方で、重さは257gで、Samsung(サムスン)やOnePlusと比べると重い折りたたみとなります。