BMW4シリーズ・グランクーペが初の変更 新しいヘッドライトと装備の充実で商品力を高める
BEVのi4も同時に改良を施す
BMWが、3シリーズ・ベースの4ドア・クーペである4シリーズ・グランクーペの一部改良モデルを発売した。エンジン車は2021年、電気自動車=バッテリーEV(BEV)の「i4」は2022年の登場以来、初の改良だ。 【写真68枚】2代目としては初めて変更が加えられたBMWのDセグメント・サイズの4ドア・クーペ。「4シリーズ・グランクーペ」の詳細画像をチェック ◆デイタイム・ライトのデザインを刷新 全車共通の変更点は、LED式ヘッドライトのデザイン。デイタイム・ライトが前照灯を囲むアーチ型に代わり、左右2本ずつの縦ラインとなった。 ◆先進装備を最新版にアップデート 通常ラインナップより走行性能を向上したMパフォーマンスモデルの「M440i xドライブ」および「i4 M50 xドライブ」は、アダプティブLEDヘッドライトとレーザー・テールライトを標準装備。また、赤い塗装を施したMスポーツ・ブレーキを採用したほか、フロントまわりの加飾をセリウム・グレーからブラックへ変更し、ヘッドライト内部もブラックアウトし、精悍なイメージを強めた。 そのほかのラインナップは、2.0リッター直4ガソリン・ターボの「420i」、2.0リッター直4ディーゼル・ターボ+48Vマイルド・ハイブリッドの「420d xドライブ」、BEVの「i4 eドライブ」で、全車ともMスポーツ仕様だ。ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能をはじめとする運転支援装置(ADAS)や、最新世代のコネクティビティ、スマートフォンで解錠と施錠、エンジンの始動ができるBMWデジタル・キーが全車に標準装備される。 価格は、ガソリン車が722万~988万円、ディーゼルが776万円、i4が886万~1190万円となっている。 文=関 耕一郎 (ENGINE WEBオリジナル)
関耕一郎