30代→40代でこんなに変わる...?「元気で美しい40代」に絶対必要な"正しい食生活"を医師が解説
大豆製品はホルモンによるゆらぎ対策の味方
そして女性ホルモンがゆらぐ世代は、ストレスや不安感を避けて通れないもの。「ホルモンバランスの調整と自律神経の調整、どちらも脳の視床下部で行っているので、連動するのは必然。女性ホルモンがアップダウンしながら平均値が下がっていく時期は自律神経も乱れがちで、交感神経が優位な状態が続けば血管が細くなって血液が流れにくくなります。その影響をダイレクトに受けるのが体の中で最も血管の数が多い腸」。 実は腸内には、女性ホルモンと関連する菌があるという。「日本人女性の2人に1人が持っているエクオール産生菌です。この菌があると、大豆イソフラボンを摂取したときに、女性ホルモンに類似する作用を持つエクオールに変換できるので、大豆製品を食べるだけで、ゆらぎ対策に。持っていな人は、サプリでエクオールを補うのも有効。更年期の不調が強い場合、自力でがんばろうとせずに、早めに医療機関に相談を。ホルモン補充も選択肢に入れて心身が楽になる方法を見つけましょう」。 無理なく生きる手段を取捨選択し、人生の後半戦も楽しく、心地よく。
From Harper's BAZAAR 2023 November Issue