「70歳過ぎてできた友達」が、我が家の留守中に勝手に上がって”連れ込み宿”にしていた…!74歳女性が目撃した「まさかの光景」
弁護士を挟んで抗議することに
息子夫婦は自分たちが我慢する程度の「お願い」だけならまだしも、大切な娘まで性被害の危険にさらされたことで、黙ってはいなかった。 「息子夫婦は弁護士を伴って房江の実家に出向き、家督を継いでいる房江の兄に事情を話しました。元々、出戻りの房江は、厳格な家風を重んじている実家から出入り禁止にされていましたが、兄は房江のやったことを知って烈火の如く怒り、房江をこの町から追い出してくれて、さらに迷惑料ということでまとまったおカネを渡してきました」 これで美津子さんや息子さん夫婦の溜飲はある程度下がったものの、柚葉さんの心の傷は癒えていない。 「柚葉にとって、あれ以上の裏切りはありません。年寄り思いの優しい子をつらい目に遭わせてしまって…正直死んで詫びたい気持ちです」 高齢者にとって、他者との交流が生活を豊かにするのはよく言われていることだが、トラブルになるような相手との交流はストレスでしかなく、家族まで巻き込む事態は、晩節を汚しかねない。 他人を疑いながら余生を過ごすのは忍びないが、世の中には性善説が通用しないこともある。人生の酸いも甘いもかみ分けた世代だからこそ「友人」という名の他人には惑わされてはならない。 【つづきを読む】「「母さん、やめて」…交通事故で「他界した父」の身代わりに…15歳だった息子が母から受けた「おぞましい行為」」
清水 芽々(ノンフィクションライター)