「70歳過ぎてできた友達」が、我が家の留守中に勝手に上がって”連れ込み宿”にしていた…!74歳女性が目撃した「まさかの光景」
息子の嫁も孫もいいように使われて…
美津子さんの息子は運送業を営んでおり、「ついでだから」と軽く引き受けたのが仇になっていたようだ。 「次は嫁(40代)が餌食になりました。嫁は子どもの手が離れてからヘルパーをやっていたのですが、『私も助けて欲しい』と頼まれて断れなかったようです。息子の時と同じように、最初は『ついでの時でいいから』とちょっとした買い物を頼まれるだけだったのが、『簡単なものでいいから、ご飯作ってくれないかしら?』『適当でいいからお掃除してくれるとうれしいのだけど』などと言って、次第に嫁を家政婦のように扱い始めたのです」 さらにその被害は、美津子さんの孫で高校生の柚葉さん(仮名・17歳)にも及んだ。 「柚葉は流行りものに詳しく友人も多い。房江はスマホの使い方やSNSのやり方を教わる口実で、柚葉にまとわりつきました」 三世代同居の家に生まれ育ち、高齢者を労わる習性が身についていた柚葉さんは親身になって房江に付き合い、ふたりだけで外出するようにもなっていたという。 「スイーツの食べ歩きをしたり、話題のお店に出かけたりしていました。何が楽しくて女子高生が、あかの他人の婆さんを連れ歩かなきゃならないのか? と、さすがに私も口を出しましたが、柚葉は『でも喜んでくれているから』と房江に言われるまま、お供をするようになっていたのです。 おばあちゃん子だった柚葉は、房江が私の友人だということもあって邪険にできなかったのでしょう。柚葉だけではありません。息子も嫁もみんな同じ気持ちだったようです」
思い出すだけでも腹立たしい
美津子さんは、夫の遺産のおかげで経済的に不安がない生活を送れているうえ、家族そろって健康で仲が良いという、非の打ちどころのない家庭を営んでいる。 一方で房江は元々は名家の出身だが、「姑と夫から虐待されて着の身着のまま逃げて来た」という身の上。あくまで房江の言い分であり、それが事実かどうかはわからないが、心優しい美津子さん一家は房江の境遇を哀れに思うあまり、拒否できなかったという。 「でもそんな生活も終わらせました。房江が柚葉をカネ儲けの道具にしようと罠にかけたからです。思い出すだけでも腹立たしい…」 それは「パパ活」だった。 「房江はネットで知り合った中年男性を『お世話になっている人』などと言って柚葉に紹介し、適当な理由をつけては柚葉に男性とふたりきりで食事に行かせたりして、複数の男性からおカネを巻き上げていたのです。 まんまと口車に乗せられた柚葉は、それが『パパ活』だとは気づいていなかったのですが、そのうちのひとりが柚葉にいかがわしいことをしようとして、抵抗した柚葉に『聞いていた話と違うじゃないか。カネだって払っているのに』と言い放ったことで、利用されていたことを知ったのです」