「70歳過ぎてできた友達」が、我が家の留守中に勝手に上がって”連れ込み宿”にしていた…!74歳女性が目撃した「まさかの光景」
警察に通報して…
堪忍袋の緒が切れた園子さんは、 「勝手に他人の家に入って何をしているの! さっさと出て行かないと警察呼ぶわよ!」 と「自分でも驚くほどの」大声を出したという。 「その声をたまたま配達に来た郵便屋さんが聞きつけて、『どうかしましたか!?』と玄関先で声をかけてくれました。私が『不審者が家の中に入り込んでいるんです』と説明すると、すぐに通報してくれたのですが、2人は警察が来る前に裏口から逃げてしまいました」 園子さんが駆けつけた警察官に事情を話すと、警察官は紗代の自宅を訪問し、「厳重注意」と園子さんへの「接近禁止」を言い渡したという。 「以来、紗代とは会っていません。ケアマネにも事情を話してデイサービスも変更しました。ただ、素性のよくわからない人と迂闊に親しくするのが怖くなりました。もう誰かと仲良くなれる気がしません」
「同級生に家庭をめちゃくちゃにされた」
素性がわかっているはずの旧知の友人であっても、トラブルは起こるようだ。埼玉県に住む内田美津子さん(仮名・66歳)は20年ぶりに再会した元同級生から「大切な家庭をめちゃくちゃにされた」経験を持つという。 「彼女・房江(仮名・66歳)は中学の同級生です。結婚して県外に住んでいたのですが、離婚して地元に戻って来ていました。中学時代の恩師の葬儀で顔を合わせて以来、20年ぶりの再会ということもありましたし、地元に残っている友人が少なかったせいもあって交流するようになったのです」 ひとり暮らしの房江に対し、美津子さん宅は三世代同居の大家族。地元に戻って来たとはいえ、やはり一人暮らしは寂しいのか、房江は美津子さん宅にちょこちょこと顔を出すようになり、いつしか家族ぐるみの付き合いになって行ったという。 「私の口から言うのも何ですが、うちの家族はみんな人が好くて、困っている人を見ると放っておけないし、頼まれごとをされると断れないのですよ。そこをつけ込まれました」 何かを頼めば善意で快く引き受けてくれることに房江はつけあがり、やがて美津子さんの家族を使用人のように扱い始める――。 「息子(40代)は房江の専属ドライバーのようになりました。最初の頃は『具合が悪くて病院に行きたいけどタクシーが来ない』など、緊急の時だけでしたが、そのうち通院の予約時間をあらかじめ息子に伝えて都合をつけるように促したり、日常の買い物などにも当然のように呼びつけるようになったのです」