やっぱり四角いSUVが好き!米国育ちのホンダ「パスポート」&復活した「スカウト」に見る復興の兆し
昭和のカクカクカー好きに朗報!? 最近、立て続けに登場した2台の新型SUV&トラックが、どちらもカクカクなナイスボディなのだ。 ▶︎すべての写真を見る 昭和と違い、板金技術が高度化した平成以降は、燃費の良い流線型が本流だったけれど、メルセデス・ベンツ「Gクラス」のように不変のカクカクボディを継承する車だけではなく、この数年、トヨタの「ランクル250」あたりも含めると直線基線のSUVが増えてきている。 いよいよカクカクの格好良さが見直される時がやってきたか!
生まれも育ちもアメリカのホンダ車が、カクカクボディに新調
まずはホンダ。日本には導入されていないが、アメリカでは「パスポート」なるミドルサイズのSUVを販売している。 「Born Wild」をコンセプトに開発された新型パスポートは、日本で売られている「CR-V」よりも大きく、トヨタのランクル250よりはちょっと小さいサイズだ。
ランクル250よりちょっと小さい、といったけれど、全長こそ80mm以上短いが、全幅は約2mとランクル250よりちょっぴり広い。 横が広くて、しかも四角いボディだから、なおさらタフに見える。それに「カリフォルニアでデザインされた」っていうのも、良い味出してる理由のひとつかもしれない。
しかも3つあるグレードのうち、2つは「トレイルスポーツ」を名乗る。ホンダ曰く「週末の冒険家が登ったり下ったりするために必要な機能が標準装備されており、これまでで最もオフロード能力の高いホンダのSUVです」とのこと。 トレイルスポーツは悪路を走りやすいように最低地上高が上げられ、専用の足回りを装着。オールテレインタイヤが標準で、スチール製スキッドプレートも備わる。 搭載された4WDシステムは、前後はもちろん、後輪の左右まで自在に操り、どんな道でも走りきる。
駆動系の制御だって、サンドやトレイルといった7つのドライブモードから、状況に応じて選べば後は車がちゃんとやってくれるし、4台のカメラが、見通しの利かない大きな凹凸のてっぺんや、深い轍を走行するときだって、目で見えない障害物を映し出す。