やっぱり四角いSUVが好き!米国育ちのホンダ「パスポート」&復活した「スカウト」に見る復興の兆し
もちろん先進運転支援機能「ホンダセンシング」が搭載されているし、Googleを内蔵したディスプレイは、音声でも各種操作ができて、スマホと簡単に接続できる。
2025年にはアメリカで4万ドル(約600万円)台から販売される予定。カクカクブームが到来しつつある日本でも、メイド・イン・USAのホンダSUVは売れると思うが、いかがでしょうか、ホンダさん。
先祖由来のアメリカンなシンプルカクカクボディ
一方、最近フォルクスワーゲン傘下に収まった、アメリカの小さなメーカーが発表したのは、カクカクしたトラック「スカウト・テラ」とSUV「スカウト・トラベラー」の2本立て。しかも電気自動車だ。 この小さなメーカーの名は「Scout Motors(スカウト・モーターズ。以下スカウト)」。そう聞いて「あ、なるほどね」と思った人は相当の車ツウだ。 実はこのスカウトが発表した2台は、まるで同社が1961年から1980年にかけて販売していたトラック「スカウト」そっくりなのだ。
もちろん昔のトラックにモーターやバッテリーを載せて電気自動車化したわけではなく、フォルクスワーゲンがしっかり技術と手間をかけて、イチから開発したトラックとSUVになる。
満充電での航続可能距離は350マイル(約563km)、発電用のエンジンを積めば500マイル(約805km)以上。 しかも空気抵抗が悪そうなこのカクカク具合なのに、停止状態から60マイル(約97km/h)に達するまで、わずか3.5秒という俊足ぶりだ。
そのうえ、オリジナルのスカウトが活躍していた60年~70年代と比べたら道路環境は相当良くなっているのに、「スカウトの車は、常に役立つ相棒でなくてはならない」と、悪路走破性がかなり高い。 最低地上高は1フィート(約305mm)以上だから、たいていの石ころはわけもなくまたげる。川だって3フィート(約914mm)の水深までなら渡れるし、ランクル250に備えられているようなフロントスタビライザーディスコネクト(ロックしておけば高速道路等で車が安定し、ロックを解除すれば悪路が走破しやすくなる)機能まで備えられるという。