ベスト11&ゴ―ルなのに…「PKを除けば一桁なので」 レジェンド辛口評、求めた“一個上のレベル”
「もっと伸ばしていくために、コーチとしていろんなものを提示していく」
さらに「彼自身も、ベストイレブンとか、こういう賞を受賞して『また来年も頑張ろう』という気持ちになるでしょうし、僕ら(G大阪)で言うとね、やっぱりチームのキャプテンなので、チームを引っ張っていこうというところにも、もっともっとつながっていくと、『また来年も良いパフォーマンスを』っていうふうになっていくはずなので。素晴らしいシーズンを送ったと思いますが、彼ならもっとできていいんじゃないかなと思うところもあるので、コーチの立場からして、彼をもっともっと、もう一個上のレベルに押し上げるために、コミュニケーションをとっていこうと思っています」と、自身が背負ってきた7番を継いだエースのさらなる進化を手助けすると語った。 Jリーグに「注文」した遠藤氏だが、さらなる高みを目指すように宇佐美にも注文を付けている。「実際に二桁(ゴールを)取りましたけど、PKを除けば一桁なので。やっぱりPKなしで二桁いく。そうなれば得点王争いにも絡めていくと思う」と言い「彼も満足していないと思いますが、もっともっと伸ばしていくために、僕らがコーチとしていろんなものを提示していく。貴史ともコミュニケーションをとって、今後もやっていければいいかなと思います」と、サポートを続けると繰り返した。 今シーズン、天皇杯では決勝にも進出、リーグ戦でも4位と上位を争ったG大阪。そのG大阪でコーチを務めながら、S級の指導者ライセンス取得を目指している遠藤氏は、現役時代に続き指導者としてもJリーグを含めた日本サッカー界を盛り上げてくれるはずだ。
河合 拓 / Taku Kawai