資産運用は「年間30分」で十分なワケ
これらの条件を満たすものは例えば、以下のものが挙げられます。 ●eMAXIS Slim 全世界株式オール・カントリー(通称:オルカン) ●eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ●SBI・V・S&P500インデックスファンド これらはネット証券(SBI証券、楽天証券など)で購入することができます。具体的な手順、例えば証券会社での口座開設や設定方法などは、証券会社のサイトなどでご自身で調べることができますので、ここでは説明しません。 やるべきことは、これですべてです。 ● 資産運用において 「してはいけないこと」とは? 資産運用において大事なのは「余計なことをしない」ということです。例えば、以下のことはしてはいけません。 「マーケットタイミング」を計る ●「今の株価は高値だから、現金をためておこう。暴落したら一挙に購入しよう」 ●「暴落の噂があるから今のうちに売却して利益確定しておこう」 時価総額加重平均でないインデックスファンドや個別株を購入する ●「今勢いのあるA社の株を買おう」 ●「窓口でおすすめされたアクティブファンドを買ってみよう」 ●「高配当株を購入しよう」 ●「SNSで話題になっていた株を買ってみよう」 これらはすべて投資効率を低下させます。このようなことをすると、99点から点数がどんどん下がっていきます。
そもそもこれらは「選択・判断」しないといけないため、自分の時間がとられてしまいます。 目安としては、もし、あなたが、 ●1年に30分以上資産運用に時間を使っている ●1年に1回以上最初の方針にはなかった「投資判断」を行っている ……のであれば、それは最初の方針を曲げてしまっている、間違った方向に進んでいる証拠です。 資産運用が趣味の人はこれらのことをついやってしまう機会が多いかもしれませんが、われわれ「普通の人」にとっては、資産運用は趣味でもエンタメでもありません。そのことが逆に、アドバンテージになります。 やるべきことは、マーケットタイミングを計ることなく、時価総額加重平均のインデックスファンドへの投資一択です。 ● 資産のうちどれだけの割合を iDeCo、NISAなどに回せばよいのか 資産運用を始める際、資産をどれだけ投資に回せばよいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。 現金を含めた総資産をどの資産(アセット)にどれだけ配分(アロケーション)するか、ということを資産配分(アセットアロケーション)といいます。資産配分は資産運用で最も重要です。 資産の種類は、大きく分けて2種類、リスク資産と無リスク資産があります。