イチロー移籍は、この6球団
レイズは、レフトのデヘスス、ライトのソウザという構想があるが、デヘススにはやや衰えが見られ、若いソウザは、まだメジャーでの実績がない。ベン・ゾブリストを外野に回すなら、それが解決策の一つになるが、噂通りジャイアンツにトレードするなら、外野の補強が必要になってくる。 カブスは、ライトのホルへ・ソレア次第。昨季昇格すると24試合に出場して、2割9分2厘という打率を残した。近い将来、外野のレギュラーとなることに疑いはないが、もう少し時間がかかる可能性もある。その想定に対してどう準備するか。彼らとしては、短期契約できる選手が欲しい。 この他にもまだ、パドレスもフィリーズのコール・ハメルスを獲るため、トレードで獲得したばかりのウィル・マイヤーズをトレードすれば、候補になりうる。アシスタントGMが、イチローを高く評価しているジャイアンツも、アンヘル・パガンの復帰が遅れるようなら、興味を示すかもしれない。 ちなみに6球団の中で、背番号「51」、もしくは「31」が空いているのは、アストロズ(51)、オリオールズ(51)、カブス(31)、アスレチックス(31、51)、レンジャーズ(31、51)の5チームとなっている。 さて、果たしてこの中にイチローの意中の球団は含まれているのか。それとも全く別のところで、思惑が働いているのか。控えを受け入れる、という話にでもなれば、展開はまったく違ったものとなりえよう。 いずれにしても遠くない将来、結論が出る。 (文責・丹羽政善/米国在住スポーツライター)