イチロー移籍は、この6球団
候補6球団の現状
アストロズは、日米野球でも来日したデクスター・ファウラーのセンターとジョージ・スプリンガーのライトはおそらく確定。レフトはただ、ロビー・グロスマン、ジェイク・マリスニック、アレックス・プレスリーの争いで固定されていない。いずれも実績のない3人でもあるので、一人ベテランが欲しいところ。 アスレチックスは、センターのココ・クリスプ、ライトのジョシュ・レディックは2014年のまま。昨季途中でヨニエス・セスペデスが抜けたレフトは、クレイグ・ジェントリー、サム・ファルド、スティーブン・ボグト、マーク・カンハの争い。ここにイチローが加われば、最低でもキャンプでレギュラーを争える。 オリオールズは、ニック・マーカキスとネルソン・クルーズの穴を埋められていない。デルモン・ヤングと再契約をしたが、あくまでも指名打者。トレードやフリーエジェント選手と契約をしないとしたら、6人が2枠を争う。 現在、正右翼手にもっとも近いのがスティーブ・ピアース。今年21本塁打を放ったものの、これまではごく平凡な選手。続くかどうかは微妙。レフトはおそらく、実績のあるアレハンドロ・デアザが筆頭候補。ただ、彼がレギュラーでは、大きな戦力ダウンとなる。ヘンリー・ウルティアとダリエル・アルバレスというキューバ出身の2選手がいるが、本来、ウルティアがレフトのポジションを奪い、アルバレスがシーズン途中で昇格してくるようなら、外野手の補強の必要はない。ただ、その計算がまだ立たないだけに、彼らは少なくとも一人、外野手を必要とする。候補としてイチロー、青木宣親の名前が挙がっているが、本命はブルージェイズからFAとなったラスムスか。 レンジャーズは、センターのレオニス・マーティンとライトの秋信守は固定の方向。問題はレフト。チョイス、ルア、スモリンスキーらが候補だが、地元紙などによれば、トレードもしくはFA市場での補強を探っているようだ。