自宅での転倒、注意すべきは階段よりも「リビングや寝室」 理学療法士による、寝たきりを遠ざける転倒予防トレーニングを紹介
◆転倒予防の3つのトレーニング 【体幹を鍛える筋トレ】いすに深く座り、腹筋を意識して膝を曲げたまま両脚を上げる。 10秒数えたらそのままゆっくり脚を下ろす。同じ動きを10回繰り返す。 腰に痛みがある場合は片脚ずつ行うこと。 【太もものストレッチ】いすの背などに左手を置いて立ち、右手で右足の甲を持ってかかとをお尻に近づける。 太ももの前面をのばすイメージで。反対側も同様に。 「痛気持ちいいくらい」を目安に10回ずつ行う。 【バランス向上】いすの背などに軽く片手を置き、置いた手と逆の脚で10秒間片脚立ちをする。反対側も同様に。 余裕があれば、両手を床と水平に左右に広げ、やじろべえのようにバランスを取る。 (構成=島田ゆかり)
隆島研吾
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