【ユニクロ】話題騒然きれいめデニムの登場から見えてくる「お仕事コーデに対する価値観の変化」とは?
こんにちは、スタイリストの大日方です。ただひたすらに「服が好き!」という目線でトレンドやおすすめをリコメンドしています。 【画像】ユニクロから新発売!話題のきれいめデニムのお値段は?全身ユニクロに見えないお手本コーデ4選 40代の私たちにとって、若かりし頃はデニムパンツと言えば細身が定番でしたが、ここ10年くらいでデニムパンツの定番はワイドに変わっています。 もし今でもお尻が隠れる丈のトップスに細身のジーンズを合わせているなら、そろそろデニムパンツのアップデートが必要かもしれません。 【RICOリコメンズ/働く女性のコーデ】
ユニクロからきれいめデニムが新登場!
今年ユニクロから発売になったワイドトラウザージンズは、きれいめスタイルが好きな人におすすめしたいジーンズです。「仕事にも履いていけるようなデニムパンツが欲しい」というお客さまの声から誕生したそう。 2年前から人気継続中のタックワイドパンツと同様、「ラクに穿ける」と「すっきり見える」を両立させるため、ウエスト後ろのゴムは外から見えない仕様に。センタープレスが入っていて、カジュアルな印象のボタンやビットやステッチはなし、裾はまつり縫いで仕上げてあります。脚長効果抜群のハイウエストで、シルエットは裾に向かってまっすぐ落ちるワイドストレート。 プレスの方にお話を伺ったところ、見た目はかっちりきれいめなのに、伸縮性のある素材で穿き心地がラクというのもポイントだそうです。
「オフを象徴する服」から「オンでも着られる服」へ
洒落たオフィス、ジーンズ姿で働く人たちを描いたユニクロのテレビCMを見たとき「ジーンズで仕事?」と私は驚きました。 なぜなら、ファッション誌で着回しコーデを組むとき「今日はみんなでBBQ!」の日にジーンズを選ぶことはあっても「今日は大事なプレゼン。緊張する~」の日にジーンズを選ぶことは絶対にありませんでした。
ユニクロのジーンズから読み取れる時代の変化
ジーンズはここ50年、“行楽に着る服装”という立ち位置でした。たとえば、公立の小中学校の先生の服装。基本的に服装は自由ですが、移動教室や遠足などの特別な行事を除いて学校にジーンズを穿いてはいけないというルールがある学校もあるそうです。体育の時間はジャージーやTシャツやスウェットなどを着ますし、毎日ジャージーの先生だって中にはいます。カジュアルがダメというわけではありません。それでも、ジーンズだけは「休日を象徴する服」としてある意味特別扱いされてきたのです。