ズベレフ、シナーと世界ランク1位争いに意気込み
【AFP=時事】男子テニスのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は27日、2025年シーズンをスタートさせる中で世界ランク1位を目指すとともに、体調を整えて健康を維持することも同じように重要だと述べた。 【写真特集】全豪オープンテニス、男子シングルス歴代優勝選手 2000年以降 現在世界2位のズベレフは来年1月の全豪オープンを控え、29日には男女混合の国別対抗戦ユナイテッドカップで新シーズンをスタートさせる。前回王者のドイツは、初戦でブラジルと対戦する。 同1位に立つヤニック・シナー(イタリア)に3000ポイント以上の差をつけられているが、今年のイタリア国際とパリ・マスターズというマスターズ1000大会でのタイトル獲得で自信を深めている。 その結果については満足しているというズベレフだが、「まだ満足しきっていない。もっと多くの目標や夢を達成したい」と続けた。 2022年全仏オープンテニス準決勝のラファエル・ナダル(スペイン)戦で足首の靱帯(じんたい)に重傷を負いキャリアが危ぶまれたものの、再び争える選手として戻ってこられて感謝しているというズベレフは、「けがの前は世界1位まであと一歩だった」「それでも、再びメジャー大会や最高の舞台で争っている。もう一度このレベルに戻れるかどうかは確信が持てなかった」と振り返った。 今年6月の全仏ではその粘り強さを発揮して決勝に進出したズベレフは、メジャー大会でさらに上を目指すと意気込んでおり、まずは全豪で2020年、24年大会に進出した準決勝以上の結果を目指す。 「四大大会(グランドスラム)の初優勝に何度か近づいたことがある。でも、健康で体調が整った状態を維持するのが主だった目標だ」【翻訳編集】 AFPBB News